水溶液から取り出せるか
- 2024年01月23日(火)
- カテゴリー:化学的教材
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前の実験で作った食塩水とカリミョウバン水から、元の食塩、カリミョウバンを取り出してみる。
ほぼ飽和状態の水溶液を、それぞれ約5mLずつプリンカップに入れて配布する。
スライドガラスは、金銭皿に3枚ずつ、ペーパータオルとともに入れて保管しているので、出すだけで準備は済む。皿にガラス棒を2本入れておく。
ペトリ皿で乾燥させる方は、名前と溶液名を書き入れるマスキングテープを急いで貼り付けておいた。2液×12卓×2クラスの約50個。色を変えているのは見つけやすいようにとの配慮。顕微鏡用に使った残りの水溶液を入れて、フタをして教室へ運ぶ。
時間内には、スライドガラスに乗せて、結晶が出てくるのを顕微鏡で観察する。水溶液を広げたり、下敷きで扇いだりして水を蒸発させている。フロストのついたスライドガラスなので、炙るのは止めている。
生物顕微鏡の子もいるけど、久しぶりの実体顕微鏡。近すぎやでそれじゃぁ見えんやろ、ってのがいるので、ピント合わせの新聞紙を必要に応じて置いてまわる。
顕微鏡観察なので、オンラインでの提出用のノートが配布されている。何とか写真を撮って送らなあかん。
ぼっちの子が居るなと思ってたら、器具棚からさっさと一人用の顕微鏡光源装置を持って行った。4人用の大きな光源を出すこともないもんな。実験終わりにはちゃんと元の位置に戻してある。顕微鏡などと同じ扱い。
うまく見えたのはこんなの。大きい方が食塩で、小さい方がミョウバンみたい。
右の写真に見えているのは結晶ではない。落射光のLEDが5素子封入されているのが花のように映っているのだ。