第 1 頁 / 全 30 頁中  最後のページ>| next>>

ヘチマが順調に

ヘチマの花

 学習園でヘチマが育っている。普通は、もう実が成って枯れ始める頃だが、播種で苦労して、夏休みに入ってから定植したみたい。

 無事に、雄花の花盛り。雌花はこれから咲くみたい。これって、5年生の雄花・雌花の学習に役立つ。

 ヘチマの雄花はわかりやすい。つぼみが団体でまとまっているから。

 

 夏休み前に植えるってのも一つの方法かも。ただ、水やりを欠かさないようにしないと。

ヘチマ雄花拡大

 拡大してみた。花粉がはなびらに飛んでいるのが見える。


にほんブログ村 教育ブログ 理科教育へ
 

ゴーヤの花の観察

ゴーヤの花の観察<花から実へ>

 雄花・雌花と言っても初めてなので、教えなくっちゃ分からない。そのために、このページを作っておいたのだ。写真を大きいまま載せておいたら、拡大画像をテレビに映して元のページに戻すって手間がちょっと減る、って反省!

 朝から我が家のゴーヤの蔓を30本ほど採って運んできた。残念ながら今日咲いている雌花は無かった。で、咲き終わった雌花、これから咲く雌花を探す。

 雄花の方は、咲き終わって柄しか残っていないのと、今咲いているのと、これから咲くのを数えて、雌花の数と比較してみる。

ゴーヤの観察

 めっちゃ小さい雌花を見つけて「コレ、そうかなぁ」って言うので、タブレットで撮影させてみる。言わなくても拡大して撮っている。「ほんまや、実になるところがある」って見えた。タブレットって虫眼鏡の代わりにもなるから便利なものだ。

ゴーヤの花の観察,tabletゴーヤの雌花

 撮った写真に文字まで入れるかぁ、さすがにネイティブデジタル。指が写っていると大きさが分かって良い。

 

 雄花からは花粉が出るってのを、顕微鏡で確かめてみる。

ゴーヤの花の観察,tabletゴーヤの花粉400

 左が100倍、右は400倍。昼が近いと花粉管の伸び始めたのが見える。心配して、蔓とは別に花だけを湿らせぬようにポリ袋に入れて運んできて正解。蔓の方はしおれないように濡れ新聞紙で覆って運んできたから。湿ると柱頭についたと花粉は誤解するらしい。

 

 観察をしていると“ヤダ、虫がいる” と。この季節になると虫がつくんだよな。孵化したばかりのアオムシ。それを見に来た子は “小さい、カワイイ!” って。で、いつの間にか幼虫がスライドガラスの上に乗っている。

 2クラス目は、1クラス目が観察した蔓に残りの蔓を追加した。2〜3人で、3〜4本の蔓を観察。授業終わりには蔓を捨てるのだが、“持って帰って良い?” と、まだ5cmほどの実を持ってきて聞く。食べる気らしい。もちろんOK。


にほんブログ村 教育ブログ 理科教育へ
 

ゴーヤの雄花・雌花

 ゴーヤの雄花・雌花の授業のための画像資料。【タブレットでTVに映すための修正版】

 雄花・雌花の数を数えようにも、つぼみ、咲き終わりまで知ってなくては。その指導のための資料。

 

1 まずは めばな

 

ゴーヤの雌花<花から実へ>

 正面から

ゴーヤの雌花

 横から 花の後ろを見ると、小さな実のもとが見える。花は雄花よりもちょっと小さめ。

ゴーヤの雌花

 シベの部分を拡大 花の中心には、花粉を受け取るためのメシベがある。

ゴーヤの雌花

 咲き終わった ゴーヤの雌花。

ゴーヤの雌花

 花が終わると、実のもとだった部分が成長してくる。花弁は落ちずに残っている。

ゴーヤの雌花のつぼみ

 明日あたりに咲きそうな雌花のつぼみ。

ゴーヤの雌花

 ちいさな 雌花

ゴーヤの実

完熟ゴーヤ

 大きく育ったゴーヤの実。熟してくると果皮が黄色くなる。中にはワタが赤くなった種子。

 

2 つづいて おばな

 

ゴーヤの雄花

 雄花を正面から

ゴーヤの雄花

 ゴーヤの雄花。雌花と比較するために横向きの花も。

ゴーヤの雄花

 シベの部分を拡大してみた。中心には花粉たっぷりのオシベだけ。

ゴーヤの雌花,tablet

 雄花は、午後になると首からポトリと落ちてしまう。花粉には賞味期限があるらしい。

ゴーヤの雄花

 咲き終わって、花が落ちた雄花の柄

ゴーヤの雄花

 小さな雄花のつぼみ

ゴーヤの雄花

 明日、咲くつもりの雄花。花の下の柄が長い。

 

3 おばなには 花粉があるか

  

ゴーヤの花の観察

 10分もあれば出来る、ゴーヤの花粉の検鏡。せめて100倍で。

 

4 観察の まとめ

 

雄花・雌花まとめ

 雄花・雌花の特徴は、上の表のとおり。

 

 

どっちが雌花

 どっちがめばな・おばな?

雄花・雌花の大きさ

 花の大きさは、少し違う。

 それと、雌花は茎に近いが、雄花の柄は長くて茎から遠くで咲く。


にほんブログ村 教育ブログ 理科教育へ
 

斑入りのアジサイの葉のデンプンのでき方

斑入りの葉では

 葉が斑入りのアジサイが我が家にある。それを持ってきて確かめの実験をしてみた。

 厨房用の65%のアルコールなので、緑色が抜けにくい。

斑入りの葉では

 こちらは斑入りのツルキキョウ。白い部分はデンプンなしの色。4枚も並べてるのには意味はない。

  

 ヨウ素液をかけると、斑の白い部分にはでんぷん反応が出ていない。葉緑体がデンプン生成の働きをしている、って実験。何でかすぐに中学校の学習内容を侵略するぅ。


にほんブログ村 教育ブログ 理科教育へ
 

葉でデンプンが作られていることを確かめる

 線状降水帯で被害が出ている九州地区には申し訳ないが、「この2日間は晴れそう」って言っておいたら、前日にアサガオにアルミ箔をかぶせておいたらしい。

 日中の長い時期なので、1時間目の実験でも朝から4時間はアサガオの葉は太陽を浴びている。

 

 いつもなら、校舎影のアジサイにアルミ箔を被せていたが、校地南端のフェンスに登っている琉球朝顔を使うことにした。この宿根アサガオは助かる。葉の数は多いし、何よりも陽当たりが良い。1年生が色水遊びをするにも、花数が多くて良い。

 

 アルミ箔で包んだのと、比較用の陽の良く当たった葉を収穫してくる。

葉でデンプンが作られる葉でデンプンが作られる<植物のつくりとはたらき>葉でデンプンが作られる

 アルミ箔に包んだ方に「×」印を、太陽が当たっている葉の方には「〇」印をろ紙に書いておく。

 それを、手作りの叩き染め器に挟んで木槌で叩いて葉の汁をろ紙に移す。3人卓には叩き染め器を幅広のに取り換えたり、2台配ったりしておいた。古いデスクマットで作ったこの器具、もうかれこれ8年も使っている。

 そして、元給食のアルミ皿でヨウ素液をかけて反応させる。アルミ皿は1人1枚、ヨウ素液も一人1本。ヨウ素液は余っている採尿容器をもらってきて、それに小出しにしている。容量は10mL。一人分には十分。

 

葉でデンプンが作られる

 出来上がったら、元コンピュータ室で不要になった “キーボードの図” ってパウチシートに貼り付ける。ほぼ乾燥したらノートに貼付の予定。乾かすのは学年室だが、日光厳禁。日光が当たるとヨウ素液の色は消えてしまうのだ。

 

 「3枚入れられるだろ」って言ってたのに、自分の分だけ入れて叩き始めた子がいる。考えながら聞くってのが出来なくなってる子なのだろう。「おい!それでは時間ばっかりかかるやんか!」って。

 自分のペースで出来るぼっち卓はやっぱり早い。さっさと考察を書き始めている。

 

 葉緑体を抜かないままのこの実験は、何と言っても太陽の強さが結果を左右する。前週から週間天気予報を見ながら、“来週なら晴れるんと違うか”って予測したのが当たった。個人実験だけどみんな成功したみたい。

 この日を逃すと次の週は雨続きになるみたい。

 

 回収したヨウ素液は、集めて着色瓶に入れて薬品庫に戻す。小出しにしたままだと、色が無くなってしまうから。


にほんブログ村 教育ブログ 理科教育へ
 

プランクトン類を検鏡する

水の中の小さな生き物<生物どうしのつながり>

 1時間、座学で食物連鎖を学習してきたらしい。今日は、ゾウリムシとアオミドロを顕微鏡で見る。配布物はスライドガラスと、一穴スライドガラス、ポリスポイトを一人に一つづつ。

 寄贈してもらったおかげで、一人1本のスポイトが配れるのは助かる。ゾウリムシは2日前から餌を与えて増やしておいたもの。何とか40倍の視野に1匹は入ってきそうな密度。

 

水の中の小さな生き物、tablet水の中の小さな生き物水の中の小さな生き物,tablet

 ゾウリムシの撮影は難しい、よく動き回るから。あちこちでタブレットが連写する音が聞こえる。私のコンデジよりも高機能のカメラだからなぁ。もっと大きくとチャレンジしてるのか「400倍では見えん」って子もいる。

 植物プランクトンは動かないから撮影しやすいが、そもそも小さいものが多い。理科室内にある、やりやすいアオミドロにしておいた。「たくさん取るなよ、多すぎると見にくいから1本にしておけ」、って注意。

 

 大改修前のプールには多種の植物プランクトンがいたのだがなぁ。理科室の外壁には、当時見つけたミカヅキモ、イカダモなどの写真を掲示している。400倍で見なくちゃならない大きさだ。

 撮影したら、貼り付けて担任に送信する。担任は、うまく撮れてる写真はよく撮れたで賞で掲示するからネ、って言ってる。

 「ありゃ、動画で撮ったの?貼り付けられないから、そのまま送って」って。使いこなしてるなぁ。

水の中の小さな生き物

 時間に余裕のある子は、メダカ水槽のヘドロを探してみる。“コレ、ダニやん!” ってのが見えた。水草を育てているポリトロの底にいるんョ。他にメダカ水槽のヘドロには線虫もいるはず。

 

 「人間って、ゾウリムシの親戚のミドリムシを食べることもあるんだよ」、って言うと、“ユーグレナ” って答える子がいる。そうなんよ、「ムシ」って言うと嫌われそうなのでユーグレナって名前の方を使ってるみたい。担任がその食品サイトを検索してみると、ユーグレナって海藻の仲間だってふれこみだ、動き回ってるけどそうなんかぁ。

 クロレラも植物プランクトンの食品だよな。

 

 どうもLED光源の付いた顕微鏡が先に売れていく。アダプタを使うと顕微鏡写真が撮りやすいってのに気がついた子が多いみたい。「ノートを書いたら顕微鏡を用意して」ってのに、ノートより先に顕微鏡を取りに行くんだからぁ。


にほんブログ村 教育ブログ 理科教育へ
 

ヘチマを蒔いたようですね

ヘチマ発芽

 日陰の草むらに置いた黒ポットに、ヘチマが芽を出している。こんなトコに置いたらヤバイんですけどね。

 ヤバイってのは何と言ってもナメクジに近い。花作りに強い校務員さんは、廃棄した折り畳み机の鉄の骨組みの上に、黒ポット用の籠を伏せて重ねて、その上に、播種した黒ポットの入った籠を置いている。ナメクジにしたら、地面からの距離が気が遠くなるほど遠い。

 種まきの場所やら、子どもたちの植木鉢置き場があれば良いんだけど、木材価格の高騰で作るにはちょっと苦しそう。


にほんブログ村 教育ブログ 理科教育へ
 

根から葉への水の通り道

道管の検鏡道管の検鏡

 昨日から赤い色水に漬けておいたセロリを使って、道管の検鏡をする。

 薄切りにするのだが、分厚くしか切れない子もいるだろうと実体顕微鏡で検鏡。“目で見ただけでもわかるワ” だって。なので、40倍で十分。輪切りと縦切りの絵。

道管の検鏡<植物のつくりとはたらき>

 葉っぱの中も通り道があるから見てみよう、って絵がこれ。切って断面を見るのがけっこう難しい。影の様子からすると実体顕微鏡で見たのは正解のよう。

道管の検鏡、tablet

 検鏡したら、タブレットで写真を撮って、担任に送る。

道管の検鏡

 担任には、どんな絵を見たのかが送られてくる。何だかみんなうまく撮ってるなぁ。

 “きれいに撮ってるから、元の絵をちょうだい”、って、担任はエアドロップで画像を受け取って、テレビに映して共有している。タブレットって、便利なもんだ。

 もらった元画像は、プリントして廊下の掲示物にすると、今何を学習しているか分かるし、共有出来る。よく言われたもんだ、教室の後ろに習字と絵だけ貼っている教室経営はアカン、と。“そや、あれやっとこ” って、今学習している流れがわかる教室じゃないと、って。

 

道管の検鏡

 いつも同じものでは私が面白くないので、アスパラガスを持って来た。皮の傍だけではなく、広く分布している。単子葉植物の道管の並び方だ。さりげなく提供しておいたが、中学校の学習内容を混ぜるとややこしくなるだろうか。この絵は、書画カメラで撮ったもの。“顕微鏡使わんでも見れるやん” って言われてしまった。

 ブロッコリーの脇芽の花の咲いているのを持って来たが、色水を吸い上げるのが間に合わんかった。


にほんブログ村 教育ブログ 理科教育へ
 

吸い上げた水のゆくえと、気体の変化

蒸散・呼吸作用

 前日にアジサイに袋をかけておいたのを回収してくる。片方は、呼気を吹き込んでおいたもの、もう一方は蒸散する水を捕捉したいためのもの。

 一度に2袋使うとは思ってなかった。片方のクラスは足りんかったんとちゃう?

蒸散・呼吸作用<植物のつくりとはたらき>

 呼気をスーハースーハーした方には、気体検知管でCO2を測定してみる。ずっとCO2チェッカーを使っていたが、ここで初めて気体検知管を使う。うまく行かんもんで、ヒトや動物の体のテストでは気体検知管が出てたので、ざっと教えておいたみたい。

 一応、もう一度使い方を指導してからポリ袋に差し込んで測定。上の黄色い検知管は低レベル測定用で、0.2%を指している。下の2本は0.5%以上の測定用で、0.5%を指している班があった。

 ヒトのからだでは、呼気には4%ほどのCO2だったのからすると、ずいぶん減っている、と測定できた。

 CO2チェッカーの暖機運転の結果では、不具合のあるチェッカーのほとんどがCO2のセンサーの不調。O2センサーの不調は1台だけだった。

 

 酸素側は、検知管を買い損ねていたので、机上で暖機運転をしているCO2チェッカーを使う。ヒトのからだでは17%ほどに下がっていたO2は、ほぼ戻っているって結果になった。

 

 気体採集器が10本しかない。コロナ対応にはもう2本ほしい。検知管が高価だからと、チェッカーを使っている。

 その上、元からある採集器を、10mL用の酸素の検知管を使えるように、ピストンを買って交換するか。


にほんブログ村 教育ブログ 理科教育へ
 

ヒトのたんじょうの動画資料

ヒトのたんじょう動画資料

 胎児模型しかないこの単元。iPADを各自で持っているので、動画資料のQRコードのシートを作る。

 NHKは良いのだけれど、youtubeになると、横道にそれる可能性があるので、そのままでは見ることが出来ないようにフィルターが設定されている。

 先生のタブレットならフィルターが甘めにしてあるので、TVに映すことは出来るが、選んで近くで見てほしいので、こんな資料を作った。

 

 昔、映像ライブラリーに居た時に、胎児の成長の教育映画があった。今みたいにCGが無かった時代にどうやって撮ったんだろうって出来の作品だった。そんなのが無いかと、youtubeで探してみた結果がコレ


にほんブログ村 教育ブログ 理科教育へ
 

更新情報

累計記事数: 2889
最終更新日: 2024/03/18

最新記事 5件

おもしろ理科「別館」

動画、Excel等のFileを別館に置いてます

別館

YouTubeはじめました

YouTube

ブログ内検索

任意のキーワードを入れて、本Blog内を検索できます

単元別記事一覧

 ○理科単元名は啓林館版に拠る
 6年生 理科
 5年生 理科
 4年生 理科
 3年生 理科
 理科以外の教科

ここからダウンロードできます

 Scratch でプログラミング

Microbitでプログラミング

カテゴリー別記事一覧

Special Articles Link

職員作業 収納の実際 収納の工夫 YouTube 廃品だって実験の役に立つ 掲示物 「リトマス紙の保存」 YouTube リトマス紙の保管方法保存 備忘録 「ハンダ付け」 YouTube はんだ付けのやり方 「電熱器の修理」 Scratchプログラミング

特集記事

カレンダー

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2024 >>

過去の記事

powered

blogRANKING

他の理科ブログを覗いてみますか?

にほんブログ村 教育ブログ 理科教育へ
にほんブログ村