三角架の片付け方を何とかせんと、と思って
- 2023年09月24日(日)
- カテゴリー:┗収納の工夫
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理科室に来始めたころの小物の引き出しのようす。
三角架って、短い針金だけど撚ってあるのでひっかかるし、セラミックのスリーブが割れるんだよな。準備室にたくさんあるのは、それに備えてのことらしい。割れたスリーブを2個イチで修理するのかも。
水溶液の乾固実験で蒸発皿を使う時しか、三角架は使わない。今どきの青色の蒸発皿なら三角架は不要。
それに、実験用ガスコンロを使うなら、五徳に直接置けるようになっている。
ウチは、穏やかなアルコールランプを使って、ランプの出し入れで火力の調整をさせている。“焼くんじゃないぞ、余熱で乾かせ” って指導をしている。蒸発皿の転倒防止には三角架がある方が安心。
あるものは使う、そして、取り出しやすく、返却しやすい方法を考えた。熱伝導実験で使った銅版を加工して、三角柱を作った。
これに嵌めると、きれいに片付くではないか。
そこで、引き出しの底サイズのベニヤ板を加工して、三角架とるつぼばさみと白い蒸発皿の収納を作った。
返却の姿を示すために、塗装前に三角架とはさみの絵を描いておいた。
るつぼばさみの指を通す部分が、立てておいた丸棒に刺さるように片付けると、きれいに揃うのだ。
三角架は、三角柱に刺すと、ねじてある針金が引っかかることがなくて取り出しやすい。また、仕切り板があるので向きが決まり、すっきりと片付けられる。
実験後は、この引き出しを前の机に置いておくと、すっきりと戻ってくる。実験卓の数の12個しか収納出来ない。予備は準備室の引き出しの中。
奥は、使っている小さな白い蒸発皿の収納場所。塩化鉄の水溶液の乾固で使うことが主。塩酸での再洗浄が必要で、その時にチェックして、ヒビが入っていないことを確認してここに放り込んでいる。
アルコールランプを使うようにしてからは、ヒビが入ることが少ないように思う。