ノート指導が理科的な考え方を導く

ノート指導

 せっせと実験をやっても受け止め方がアマイと効果は半減する。ノート指導をまめにしたら良いんだけど、つい作文指導のようにコメントを書こうと思っちゃうから面倒なのだ。

 「見た印象だけでA、B、Cに分けろ」って私は言っている。評価基準はなんて難しいことは言わない。「私が」望むレベルに達していたら「A」、もうちょっとなら「B」、そして「C」は論外!、って説明を子どもたちにしておく。記号を書くだけならハードルがぐんと低くなるんではないかい?

 で、「A」にも追加する記号で〇やら◎やら☆なんてレベルに分ける。「私」の想定以上だったら☆なのだ。申し分ないってのは◎だ。もちろん、図が書いてあり、見出しが分かりやすく色をつけてかいてあり、定規や下敷きを使っている、丁寧に字がかいてあるなんてのでレベルも左右される。

 「B」も同じだ。結果まで書いた実験の書き留めだけでも評価が出来るし、考察と感想を書いたところでもう一度評価しても良い。

 「C」は、乱雑、書かれていない項目がある、結果に沿わず知識で書いている、なんてノートの体を為していないのをズバッとつけてしまう。

 これを「A☆」を100として、「A並」が70点、「B◎」が60点…と記録していく。「C」は提出点の20点ぐらいになるかな。

 こんな指導を重ねると、“理科は暗記教科”なんて言わなくなる。

ノート指導ノート指導 

 なかなか書けないのが考察。板書するときの「課題」の書き方を“結果が書きやすい”ように考えて書くと良い。課題の頭の2語ほどを借用して書き始めると考察が書きやすいようにしてやるのだ。

 「考察と感想を合わせて7行は書こう」なんてシバリを掛けるのも良い。感想部分には発展できそうな次の課題を書くこともあるし、間違った概念から感想を書いてしまうことだってあるから。

 これは理科室に来るようになる4年生から積み重ねていくと指導のポイントが絞りやすくなる。

 

 子どもたちのノートが映りこんだのを見ていると、表題を囲んだり、項目を《》で挟んだり、サインペンや赤鉛筆を使ってまとめている。板書する側も、文字部分には白と赤と黄色のチョークだけにして、図や絵にしか青、緑、紫のチョークを使わないってルールを持つことだ。

 かしこいノートは、授業中に先生が言った大切な言葉を、余白などにメモをしている。“余談だったのだけどな”と思いながら、良いノートだってほめてやろう。黒板を写すだけなら手を使って書く必要はない。カメラで撮影して配れば良いんだから。

 

 印象だけで採点して良いのか、って言われそうだが、数を重ねるとそれなりに信頼できるデータになるし、大体ノートの点なんて評価の技能・思考などのごく一部に過ぎない。目指すのは理科的な考え方とまとめ方の指導の過程としてのノート指導なのだ。

 

 実験の振り返りの時間などに「A◎」が3人いたから発表してもらうね、なんて始め方も出来る。「何でA◎なのかわかった?」なんて発問が続く。

 ほんの少しの時間で出来るノート指導だが、もちろんコメントを書いて良い。感心した所に波線を引いても良い、ちょっと違うってところに下線と?を書いても良い。

 このように考えると「見ました」ってスタンプを押すのと同じ位の手間でABCって書けるんとちゃう?


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最終更新日: 2020/11/25

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