気孔の観察 <植物のつくりとはたらき>

1 植物の選択が大事

ムラサキツユクサツユクサの気孔水辺のツユクサ

 気孔の観察は、やり易い植物を準備することから始まる。葉裏の表皮の剥き易さだ。よく使われるのは左側のムラサキツユクサ、右のツユクサ。

 ムラサキツユクサは山野草として園芸店にも出ることがあるが値段が高い。ツユクサは、溝や小川、池の傍などに生えているので探してくると良い。白花のオカメツユクサは剥きにくかった。

 そのほかに、ソラマメ、ホウセンカが剥きやすいと言われているが、授業の時期に最適に育てるのがむずかしい。

2 裏の表皮の剥がし方

ムラサキツユクサツユクサの気孔ツユクサの気孔

 葉の厚そうな部分を折って、葉裏の表皮を剥がす。少し斜めに引くなど工夫をすれば剥がし取ることが出来る。

 検鏡するのに必要な大きさは、40倍で1cm四方、100倍で5mm四方ほどだ。中の写真ほど剥がしたら3人分ほどの試料が取れる。一部に緑の葉肉が残っていたらカバーガラスなしで観察しても良い。

3 ムラサキツユクサ

40倍100倍400倍

 倍率は左から40倍、100倍、400倍。

 400倍は深度の違いで見える絵がかわる。100倍で見えたら十分。40倍でも観察に耐える。

ツユクサ

ツユクサの気孔ツユクサの気孔ツユクサの気孔

100倍ツユクサの気孔

400倍ツユクサの気孔

 倍率は、1段目が40倍、2段目が100倍、3段目が400倍。1段目の右側は実体顕微鏡の白テーブルに落射光での観察。

 一人1台の顕微鏡を配るには台数が不足しているので、半分は実体顕微鏡を出している。落射光での観察は、表皮を剥かずに観察しても良い。

4 観察のための植物を植えておく

ツユクサの準備ツユクサの移植ツユクサのプランタ

 ツユクサは水分の多い所に生えていることが多い。溝の中などの場所を探すと見つかる。

 早めに採取しておいて、校内の安全なところに移植しておくと、成長して葉数が多くなったころに観察が出来る。

 植えるところは、水が好きな植物だということを考えて場所を選ぶと良い。

 うまくいくと、年を越してもこぼれた種子から発芽して、次の年も利用することが出来る。

 

 


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最終更新日: 2020/09/21

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