火山灰の観察 <大地のつくりと変化>

1 火山灰の観察は、園芸用土が入手しやすい 

火山灰の観察

 赤玉土、鹿沼土と呼ばれる園芸用土は火山灰なのだ。これを椀がけ法で潰しながら粒子を取り出すと火山灰の観察ができる。これなら園芸倉庫などに、大袋でどかっと置いてあるので入手しやすい。

 赤玉土は関東ローム層と呼ばれる火山灰、鹿沼土は赤城山の火山灰だ。ウチで持っている桜島の火山灰は、火山灰そのままで粒状にはなっていない。

2 実体顕微鏡がおすすめ

火山灰の検鏡火山灰の検鏡

 写真は、桜島の火山灰。水洗いして微塵をとりのぞいて検鏡する。

 顕微鏡は実体顕微鏡がおすすめ。粒には深度があるので40倍で十分。白ステージで見たのが上の写真。透過光の生物顕微鏡なら、黒いシルエットに見えてしまうので、懐中電灯などで落射光を与えてやると色がわかりやすい。

3 赤玉土、鹿沼土をつぶしながら洗い、流す(椀がけ法)

火山灰を椀がけで観察火山灰を椀がけで観察火山灰を椀がけで観察

 赤玉土、鹿沼土に水を入れ、指で潰す。水をかけて濁りを流して、再び潰す。こんな作業を数度繰り返す。

 流しが込み合うので、洗浄ビンを用意しておくと水の用意がしやすい。

火山灰を椀がけで観察火山灰を椀がけで観察

 最初配った左の土が、右ほどまで減ることがある。それでも検鏡できる範囲は1cm四方なので、これだけ残っていたら十分。

 これをスライドガラスにのせて検鏡する。

4 顕微鏡で観察する

火山灰(実体顕微鏡)火山灰(実体顕微鏡)火山灰(実体顕微鏡)

火山灰の観察火山灰の観察火山灰の観察

 写真は左から、桜島の火山灰、赤玉土、鹿沼土の順。上からの光、落射光があたっていると色が分かりやすい。

 

 残っている試料に磁石を押し当てると吸い寄せられるものが含まれている。地球って鉄が多い惑星なのだ。

 川砂、海砂とは違って、火山噴出物なので尖ったものや角のある粒が見られる。

 

5 保存場所

大地のつくりと変化火山灰置き場

 「桜島の火山灰」はどうも昔々に旅行で行って採ってきたもののよう。経年劣化で袋が傷んでいたので小袋に分けて岩石標本の標本箱に収めてある。

 「関東ローム層の赤玉土」「赤城山の火山灰の鹿沼土」は容器に入れて、同じく岩石標本の所に保存している。観察をしようと思ったときには、岩石標本を探しに来るから、まとめておいた方が便利。

 

 


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最終更新日: 2020/09/21

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