溶けても全体の質量は変わらない <もののとけ方>

溶けたものは質量不変

 今日の実験は、溶けたものは見えなくなるが、その合計の質量は不変であることを確かめる実験。

 きびしく言っておかなければならないのは、電子天秤の扱い方。どうもねぇ、秤を見ると手やら筆箱を乗せて数字が変わるのを楽しむ子が出てくるからだ。

電子天秤が壊れる原因だ電子天秤をバラしてみる電子天秤をバラしてみる

 で、それの指導のために準備室に置いてあるのは、壊れた電子天秤の心臓部

 なぜ壊れたかって言うと、戸棚に重ねてしまっちゃうようなスタイルの電子天秤だったからだ。この形では重ねて片づけるし、重ねて運ぶことになるわなぁ。

 心臓部は、アルミの削りだしの角棒。丸穴が二つ開けてあって、その部分が少々伸びるように作られている。バネなんぞは無いから感触としてはピリッとも動かないのだ。その穴の上にはフィルム基板にセンサーが貼り付けてある。それからリード線がでて、電子天秤のコンピュータにつながっているのだ。

 つまり、コンピュータ利用機器であって、バネを使ったメカニカルなアナログの秤ではないのだから、“手なんぞで押してみるってことは「壊そうと思った」以外の理由はナイ!” って言いきっておくのが大事。

溶けたものは質量不変溶けたものは質量不変

 カバーの蓋をあけて慎重に計ってはいるが、薬包紙がカバーに触れているのに気が付かないみたい。カバーを開けてやった班もある。

 薬包紙にはあらかじめ2gの食塩を計っておいて薬の包み方で折って配った。元通りに折り直している子が居るなと思ったら、量る時に折ったのを載せた。薬包紙の包み方も知ってて損はないから、折り目を見ながら元通りに折るってのも良い勉強だわサ。

 

 で、溶かした後、元の質量にならない班が出てくる。「失敗だった」なんて書いたらアカンぞって言っておく。同じ質量にならなかったのは、食塩をこぼしたからとか、振って溶かした時に水が数滴こぼれたから、って考えられる理由を書くのが良い。

 言っておかないと、水をスポイトで足して同じにしちゃうってゴマカシの実験が起きる。知識として先に知っているから「失敗」と断定するのであって、「数値が減ったのは何でだろう」って考えて考察を書かなくては、考える力を育む理科教育にはならん。

 

 「薬包紙を開ける時に食塩をばらまいちゃいました」って言ってる班は正解! なるほど、数粒白いものが机に残っておるワ。

 

 一応、100mLに10gの食塩を溶かすためのビーカーも用意していたのだが、小さな蓋のできる容器を使ってみた。ガラス棒がいらない分、量るものが少なくて楽。

 

 

 

 


 


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最終更新日: 2020/09/21

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