沸騰を観察する <水のすがた>
- 2020年02月05日(水)
- カテゴリー:物理学的教材
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4年生が次の単元に入る。今日は沸騰まで水の温度を上げていって、その様子を観察する。考察は無くていいよ、感想は3行書いて、ってのがミッション。
例によって、ガスバーナー2本、ビーカーとフラスコで温めてみる。
記録が忙しいんだがなぁ。ぼ〜っとしていると温度が上がってしまう。「ほら、外側が曇ってるやんか」「泡が付き始めたな」なんて止まりそうな皿を机間巡視でドライブして回る。
沸騰すると、「もう終わって良い?」って子がいるけど少々続ける。
沸騰していても、温度計は98℃。測定誤差が2℃ほどあるのと、この棒状温度計は全体を浸して計ることになっているので、その程度の数値にしかならん。
沸騰石はサンゴの粒。穴がたくさんある沈むものなら何でもいいのだ。例えば煉瓦のかけらでも良い。入れてないと突沸で吹き出すことがあるからその予防に使うのだ。普通の水道水なのでそんな心配はないが、味噌汁なんかが突沸で跳ねることはあるんだそう。
沸騰でつぎつぎに出てくる泡の正体を探るのは次の実験。今日の所は“空気が出てきた”って記録していてもOK。
フラスコにゴム栓をして温度計を差したら上がるでしょうね。ゴム栓に温度計を差すのは、壊すもとになりそうでちょっと抵抗を感じます。
ウチは、海抜5mの校舎の3階で実験してます。10mとちょっとぐらいですね。