おもしろ実験をやって見せる <水のすがた>

 今日の実験は、示範ばかりのおもしろ実験。

1 水蒸気と湯気

湯気のある方、無い方

 1つめは、どちらのお風呂の気温が高いか? 。こっち(上)は湯気が出てるけど、こっち(下)は無い。温泉だから湯の温度は同じ。どちらの風呂場の気温が高いか?って。湯の水面の湯気に、間違えるように眼を誘導する悪い先生だこと。

 期待したとおり、冬の雪見風呂(上)に手を挙げたのが半分。自信たっぷりに“そりゃぁ湯気がたっぷりの方があったかいやん”て手の挙げ方だ。引っかけられて間違えるから勉強になるんだワ。

 こっち(上)は雪景色やで、こっち(下)は夏の緑の葉っぱや。周りが雪なら寒い、気温が高いのは夏やんか、って。

 

 続けて、肉じゃがの湯気を立たせるにはどうしたら良いかって。“部屋を寒くして。肉じゃがを暖かく”、って正解に到達した子がいた。

 見せたのは、肉じゃがの上にドライアイスの入った網をかざしている写真。肉じゃがの上の空気だけを冷やすと、湯気がたっぷり出ているようになる。実際に、背景を濃い色にして空気を冷やして飲食店用の写真を撮るんだって。

 “ドライアイスの煙って、湯気なん?”ってつぶやきが聞こえた。アタリ! 水のつぶです。だから、湯気、雲、霧とおんなじ。

水蒸気と湯気

 で、フラスコのノズルから噴き出している湯気をガスバーナーで炙って見せる。そりゃぁきれいに湯気は消える。周囲の温度が高いと湯気になりにくいのだ、ってこととして見せておく。

2 空き缶クラッシュ

空き缶クラッシュ空き缶クラッシュ
 二つ目は空き缶クラッシュ。アルミ缶に少々湯を入れて、コンロで温める。湯気が出てきたところで蓋を閉めて火を消す。

 何やかんや言っている間にペキッと凹み始める。水槽の水に入れると、音を立てて、水を飛ばしながら凹む。「爆発した!」って言う子も。爆発じゃぁないんだな。

 “ドラム缶でやってるのを見た”って子もいた。TV番組のでんじろう先生かな?

3 フラスコ風船

フラスコ風船

 三つ目。やっぱり難しいのはこのフラスコ風船。どうやったら、こうなる?

 フラスコに風船を取り付けて息を吹き込んで膨らむかどうかやらせてみる。肺活量のありそうな子だが、無理。

 “風船をつけてフラスコを温めたら良い”、という子が居たので、試しにやってみせる。

フラスコ風船

 残念ながら、風船は外へ出てきて膨らんでしまった。

 

 コンロにのせたフラスコを水蒸気で満たしてから、「熱いんだワ」と言いながら風船を取り付けて見せる。キッチンペーパーを巻いた割りばしの介錯棒で、フラスコ内でうまく膨らむように深くまで押し込んで補助してやる。風船はフラスコのように首が長くないから。

 水槽の水で冷やすと、フラスコの中で風船が膨らむ。フラスコの首が長いので、風船が球体の部分に多く行くように押し込まないとフラスコの中で割れてしまうのだ。もし、割れても飛び散らない安全な実験。平底より丸底の方がより安全だが、安定して立つ方をセレクトしてしまった。

 

 出来上がったフラスコ風船を、再びコンロで温める。フラスコ内の風船が出てきて外で膨らむ。火から外すと、再びフラスコ内に吸い込まれて膨らむ。

 

 ま、押されて膨らむって思っているところに、吸い込まれて(陰圧によって)膨らむってのは考え出すのは難しいようだ。空き缶クラッシュの、蓋の代わりに風船をつけた、って言うと分かりやすいかも。

 実は、大気圧が押しているから中で膨らんだのだ、って説明が分かるにはまだちょっと無理かも。

4 リービッヒ冷却管で蒸留

リービッヒ冷却管

 四つ目。最後は、蒸留。“メロンソーダだ”、って見た子が言う緑色で、濃い目の食塩水を蒸留する。元の緑色の液を、飲みたいと言う何人かに飲ませてみる、一瞬“甘い”って言った子もいるけど、塩っ辛い!、って。ほぼ海水の10倍の濃さだからスゴイんだワ。

 ホースから水を出してうがいしたらいいよ、って、理科室の流しの使いかたをちゃっかりと伝授。

 

 出口に湯気が出始めると、「冷やしますよ」って、リービッヒ冷却管に水道水を下から上に向かって流しいれる。出ていた湯気が、水滴に変わって流れ出てくる。排水のホースに手をやって“ほんのり温かい”って確かめる子も。

 蒸留水が出始めると、飲んでみたいとたくさんの手が出てくる。予想どおり。人数分のコップは用意してあるのだ。

 “ゴムの匂いがする”、とは言うけど、緑色ではないし、塩辛くない。不思議なことだろう。地震や水害の時に、飲めない水でも「鍋の蓋のしずくを集めたら飲めるんだよ」って防災教育も忘れずに言っておく。

 

 蒸留には時間がかかるので、上水道や下水道の無い施設の、ダイヤモンドプリンセスやら宇宙ステーションの話もしておく。毎日ニュースの多くの時間を割いているので4年生でも大勢が知っていること。

 

 示範実験ばかりのまとめの実験だったので、結果も考察もなしで、感想や疑問を中心にノート記録。4つほどやったので、一つに2行以上って縛り。担任がまめにノート評価をしているので、静かなノートの時間。

 

 以上が、水のすがたのうちで、沸騰に関する実験のまとめ、のおもしろ実験。こういうのが意外に記憶に残るんだよな。

 


にほんブログ村 教育ブログ 理科教育へ
 
コメント
コメントする



 ※コメントには表示しません

 ※コメントには表示しません


   

更新情報

累計記事数: 1681
最終更新日: 2020/04/05

最新記事 5件

ブログ内検索

単元別記事一覧

 ○理科単元名は啓林館版に拠る
 6年生 理科
 5年生 理科
 4年生 理科
 3年生 理科
 理科以外の教科

ここからダウンロードできます

 Scratch でプログラミング

特集記事

カテゴリー別記事一覧

Today and Now

S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
<< April 2020 >>

最新のコメント

  • 沸騰を観察する <水のすがた>
    BUN3
  • 3年生がマッチをする
    BUN3
  • 3年生がマッチをする
    tamakichi
  • 沸騰を観察する <水のすがた>
    たまきち
  • 液晶インキ、サーモテープで調べてみる <もののあたたまり方>
    まると
  • 液晶インキ、サーモテープで調べてみる <もののあたたまり方>
    BUN3
  • 液晶インキ、サーモテープで調べてみる <もののあたたまり方>
    BUN3
  • 液晶インキ、サーモテープで調べてみる <もののあたたまり方>
    まると
  • Excelでプログラミング <発電と電気の利用>
    BUN3
  • Excelでプログラミング <発電と電気の利用>
    宮崎

過去の記事

mobile

qrcode

powered

blogRANKING

他の理科ブログを覗いてみますか?

にほんブログ村 教育ブログ 理科教育へ
にほんブログ村