水の中の小さな生き物の準備の方法 <生物どうしのつながり>

水の中の小さな生き物たち

 準備室に置きっぱなしのゾウリムシたちのボトル。ちょっと検鏡してみたが動くものは見つからなかった。でもな、って考えてビール酵母製剤を投入しておいた。ひょっとして生き延びていたら増えるハズだから。

 

 昔、水中の微生物を顕微鏡で見るぞ、ってんで、500mLのビーカーを各班に持たせて、池の水を汲みに担任が行かせた。「それじゃぁ、みつかるハズないわな」と、私はプールでミジンコ掬い。

 池の水を汲んできても、水中の微生物は見つからん。だいたい、顕微鏡の視野は低倍率でも9mm四方だ。その範囲に微生物が入り込む可能性って、ほとんどない。しかも、池の上澄みの水だ。結局その時間は私が採ってきたミジンコに、みんなスポイトを持って取りに来た。ま、何とか一つ、観察して終わりになってしまった。

ぞうりむし

 顕微鏡で見るなら、これくらいの密度で居てくれなくては見えなかったってことになる。コレは低倍率、多いように見えるが倍率を上げると視野に入って来る数はもっと減る。見やすくするには、見つけたタネを増殖させておくのが良い。

ゾウリムシを増やす

 これは採集してきたプール底のヘドロ。ミカヅキモなどの緑藻類のほかに動き回るものが見える。これに餌をやって増やす。

 ほかに少々流れている水の、流れの弱い部分とか、水の入った田の土の表面とか、池の底の石の表面のヘドロなんかに居ることがある。

 

 コツは、腐敗菌を活躍させないこと。腐敗菌は嫌気性なので、毎日のようにボトルを振って水に空気を溶かしこんでやると良い。

 餌は、入手しやすいのでビール酵母製剤を使っている。ほかに、煮沸した稲わらの枯草菌なんかを使う人も居る。緑藻類のために化成肥料も入れておいてやる。

ゾウリムシを増やすゾウリムシを増やす

 うまく増えてくれると、水面付近にもやもやとしたものが集まる。肉眼でも動いているのが見えるようになる。これがゾウリムシの集まり。その部分をスポイトで一吸いして、新しいボトルに移動させてやる。

 最初はヘドロ交じりでも、水面付近だけを植え継ぐときれいな試料になっていく。

ゾウリムシ

 ヘドロがなくなると、検鏡画面はこんなにきれい。これなら、倍率をあげさせても見ることができるハズ。

 元のボトルは、古くなるとワムシなんかが増えてくる。それもまた良い。

ゾウリムシを増やす

 倍率を上げて、これぐらいのが見えたら大成功。これが動き回るのだから、たくさん居ないと観察しにくい。

子メダカのエサボトル

 たくさん作れたら、孵化させたメダカの仔の餌として最適。メダカは孵化しても、その後の飼育が難しい。難しい一因は餌だからだ。幼魚用の餌って売ってるけどメチャ高い。そんな乾燥餌よりも、この生き餌はおいしいらしい。

 

 ウチの6年生は、5年生の間に顕微鏡のスキルアップを目的にコレの観察はすでに済ませている。ゾウリムシを養殖しなくてもいいのだが、やっぱりやっておこうかな。

 

 

 

 

<メダカのたんじょう>水の中の小さな生き物,食物連鎖

 


にほんブログ村 教育ブログ 理科教育へ
 
コメント
コメントする



 ※コメントには表示しません

 ※コメントには表示しません


   

更新情報

累計記事数: 1752
最終更新日: 2020/06/01

最新記事 5件

ブログ内検索

単元別記事一覧

 ○理科単元名は啓林館版に拠る
 6年生 理科

 5年生 理科

 4年生 理科

 3年生 理科

 理科以外の教科

ここからダウンロードできます

 Scratch でプログラミング


特集記事

カテゴリー別記事一覧

Today and Now

S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    
<< June 2020 >>

最新のコメント

  • 今日は分散登校日
    BUN3
  • 今日は分散登校日
    toto
  • 自然教材は待ってくれない
    kk
  • 自然教材は待ってくれない
    BUN3
  • 自然教材は待ってくれない
    BUN3
  • 自然教材は待ってくれない
    kk
  • Scratch 窓口順番発券機のプログラムを考える
    toto
  • Scratch 窓口順番発券機のプログラムを考える
    BUN3
  • Scratch 窓口順番発券機のプログラムを考える
    toto
  • Scratch 窓口順番発券機のプログラムを考える
    BUN3

過去の記事

mobile

qrcode

powered

blogRANKING

他の理科ブログを覗いてみますか?

にほんブログ村 教育ブログ 理科教育へ
にほんブログ村