ドングリに穴をあける道具 <1年生>
- 2016年11月18日(金)
- カテゴリー:おもしろ理科支援
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どうもこのシーズンは、どんぐりゴマを作るための穴あけ器を探す方が多いようです。
どんぐりでコマなどを作るための、廃材で作った穴あけ器です。
穴あけ器として教材やさんから出ているのは、針を突き刺すタイプのものがほとんどです。針が危なくないようにといろいろ工夫をしているのですが、下手をするとドングリの方が割れてしまいます。
これは我が家で1年生の孫が使ってテスト済みのもの。
フラスコ用の不要になったゴム栓を横にスライスして貼り付けています。ガラス管の時よりもドングリに合わせて穴は大きめに開けなおしました。穴のあるゴムは滑らなくて都合がいいです。
スライスした下側は、切断面がきたないままですが、彫刻刀で楕円に掘ってあります。こちらは横から穴をあける場合に使います。
穴をあける道具は、六角軸のドリル錐。サイズは2mm。このサイズは、爪楊枝や竹串がすんなりと差せます。2mm程度の刃なら六角軸を指で回すことが出来ます。いくつか作ってみるとよく回るコマが作れるようになります。
穴をあける前に、コンクリートの上で、どんぐりのおしりのまぁるいところをこすって、平らにしておくと、ドリル錐があまりブレずに穴を掘ることができます。ドリル刃で指をつきささないための安全策です。
ドリルの刃を回すことで、突き刺すことに力をあまり入れないので、変に力を入れていない限り手指を傷つけるほどの刃先ではないので安全です。また、ドリルの刃は、ドングリの実部分を掘って外へ出すので、爪楊枝が差しやすい穴をあけることが出来ます。
穴さえあけたら、道具のドリル刃は放りっぱなしになるので、置き場所をきちんと作っておきました。使用後は、刃の溝からちょっと湿っている実を取っておくと錆びることが少ないです。
難点は、ドリルの刃が少々値が張ることです。インパクトドライバにつけるような金工用は特に高いです。やわらかい実に穴をあけるのですから、切れの悪い100均の工具で十分です。指で回すドリル柄は「ピンバイス」と呼びますが、100均「D」では「精密ハンドドリル」なんて名前です。
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