浮沈子をつくってみる <とじこめた空気や水>

<みんなで使う理科室>

 とじこめた空気や水が終わって、テストも済ませて、4年生が理科室へやってきた。提案しておいた浮沈子を作ってみる実験だ。

 

 理科室へ来始めると、いろいろ約束事があるんだが、一度に全部話したって身にはつかん。で、初めの5分ほどに小出しに話して、教科書の絵でまとめをすると良いだろう、ってことで、今日は「みんなで使う理科室」のなかから実験机の水道のホースの話。

 早速、ビーカーに水を入れるのを、ホースを引き寄せて入れてるじゃぁありませんか。やってみりゃ身につくわいな。

浮沈子の実験浮沈子の実験

 先生用に、浮沈子を1LのPETボトルで作った。それの底の方を持って「下がれ!、止まれ!、底まで下がれ!」って動かして見せる。「さて、このマジックのタネは?」って聞くと「指で押してる」って。「ばれたか〜、じゃぁ、作ってみよう」と、材料を取りに来させる。取りに来るのも、「みんなで使う理科室」の学習。

 さてどれくらい水を入れて、空気を残したらいいものやら。試行錯誤が楽しいんだから、「空気をこれぐらいにしたらうまくいく…」なんてことは言わない。

浮沈子の実験

 手で押してみて、「あかん!」となると、ざばぁとボトルの水を捨ててやり直し。1人1実験の準備をしておいたので、各自が真剣にやってる。

 

浮沈子の実験浮沈子の実験

 そのうち、出来た!って子が出てくる。「片手で、押してませんよ〜、って顔で出来るぐらいに調整して」ってさらに課題を出す。

 

 多くの子が成功すると、"沈んでるソースびんの空気を見ておいて"と言って、押さえている手を放して、空気が大きくなるのを机間巡視で見せる。あちこち、こんなタネを蒔いておくとすぐに近くに伝わるものだ。

浮沈子の実験

 この教材、考察の書き方の指導にしようって魂胆。理屈をこねるのを4年生からやろうってこと。

 

 何で浮いたり沈んだりするのかは、何となくわかってるんだろうから、それを文章にまとめる作文の学習だ。

 単元のまとめまで終わっているので、この実験なら1段落目の「既習事項」から書ける。2段落目は「結果」の意味付け。そして3段落目に「考察」、それに続けて「結論」と書いてみた。こんだけ書くと、子どもたちのノートなら10行を超えるハズ。

 

 欲張ったので文字数が多すぎるかも知れんが、こんなのが「課題」に対する「答え」である考察の書き方なのだ。答えだけを書くんじゃぁないのだ。

 あとは、ノート指導で積み重ねていくと育って行くんではないかな。

ディスタンスを取った理科室

 無理そうな子には、感想も含めて7行は書こうよ、って目標もあり得るって思う。

 

 
 


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後片付けのルール  <みんなで使う理科室>

 2学期には4年生が理科室にやってくる。4年生で理科室のやくそくを押さえておくと、高学年での実験の指導が楽になる。

 そんな、理科室のナゾの七つ目を。

なぞその7

1 実験後に使った器具は洗浄します。その後、どこでかわかすか、がルールになっていないと迷います。

フラスコ立て2フラスコ立て3

メスシリンダー立て2器具の乾燥は

2 フラスコやメスシリンダーは、昔の給食の牛乳ビンや食器の籠を加工した収納を使っています。伏せて収納できるようにしてあるので、そのまま乾燥させることができます。

 丸底フラスコや、メスシリンダーはころがりやすいので乾燥場所にも気を使いますが、これなら安心です。4年生の空気の膨張など1人が1つのフラスコを使う時は、このフラスコ収納籠のまんま班に配り、洗ってそこに伏せて置くことにしてます。

試験管の乾燥器具の乾燥は器具の乾燥は

3 試験管は、試験管立てに伏せて立てるのが基本です。多くの場合再洗浄をするので集めやすくて良いです。

 

4 ビーカーは、プラ籠に回収して、乾燥棚にしまうことが多いです。

フラスコ乾燥機

5 集気びん、フラスコ、大きなビーカーなどは、この温風乾燥機を使いますが、その前に再洗浄することが多いです。布団乾燥機の温風は、タイマーがついていて、稼働させたまま理科室を閉めても大丈夫なのが助かる〜ぅ。

 


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座席には番号がある <みんなで使う理科室>

 2学期には4年生が理科室にやってくる。4年生で理科室のやくそくを押さえておくと、高学年での実験の指導が楽になる。

 そんな、理科室のナゾの六つ目を。

なぞその8

1 理科室入り口と、前方に貼っている座席表です。コロナのためにディスタンスをとったバージョンで、丸数字のところに着席することになってます。

 

2 「1番、3番が実験セットを取りに来なさい。2番、4番はその他必要なものを準備しなさい」ってな指示をするんです。5人班は臨機応変に番号を読み替えて対処してくれてます。

 

3 また、発表する時も、「3番が発表して」なんて、満遍なくチャンスを回すことができます。

 

 クラスによって、毎月のように班替えをするので、この掲示が役に立つんです。

 


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自分たちで準備出来るように <みんなで使う理科室>

 2学期には4年生が理科室にやってくる。4年生で理科室のやくそくを押さえておくと、高学年での実験の指導が楽になる。

 そんな、理科室のナゾの五つ目を。

などその5

水溶液の性質

1 実験に必要なものは、コンテナに入れて配布するようにしています。これにはすべてを準備するわけではありません。なんやかんや合わせると、大改装で数が増えたので12班分を4セット準備しておける。

ピペットの引き出しガラス棒の引き出し器具棚の引き出し

2 理科室前方壁面には、ピンセット、薬さじ、ガラス棒、ピペット、試験管ばさみ、燃えがら入れなどの小物を置いています。これらは必要なら取りに来れるようにしてあるのです。

電源装置の収納上皿てんびんの収納三脚スタンド類

3 また、電流計、電源装置、上皿天秤、ガスバーナー、三脚、鉄製スタンドなどもその並びの戸棚に取りに来れるように置いてあります。

 

4 顕微鏡などの大きなものはコンテナで配布できませんから、各自で取りに来ることになります。

顕微鏡のゲタ実体顕微鏡にも下駄顕微鏡の下駄

5 取りに来ると、元の所に戻すことができます。全部準備をすると、その全部が前の実験台に戻ってくるので、後片付けが大変なことになります。

 

5 この約束を指導するついでに、運ぶときは、燃えがら入れや、マッチひと箱でも「体の前に」「両手で」「後ろ通ります」って運び方をするのを指導しておくと安全に準備・片付けができます。


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理科室のマッチのなぞ <みんなで使う理科室>

 2学期には4年生が理科室にやってくる。4年生で理科室のやくそくを押さえておくと、高学年での実験の指導が楽になる。

 そんな、理科室のナゾの四つ目を。

なぞその4

1 理科室のマッチ箱には、マッチ棒を3本入れるって決めています。取りに来た時に、箱を振って本数の多そうなのを持って行こうとする子がいます。無駄なこっちゃ。

 私の中学時代に、理科室のマッチってのは擦り薬がツルツルでなかなか火が点かなかったもんです。ウチの理科室も同じ。本数を知っている子どもたちは箱を振らずに、擦り薬を指でさすって、ざらざらしたのを選んでいきます。

 ほとんどの実験では3本あれば十分なはずです。発火するマッチ棒が多すぎるとリスクが高まるって考えたからです。

燃えがら入れの製作

2 マッチがある時は、必ず、濡れ雑巾燃えがら入れが必要。言われなくても取りに行くもんだってことにしてあります。燃えがら入れまで準備しておくのはやりすぎって思ってます。

 

3 燃えがら入れには、水を5ミリほど入れます。これで十分に消せます。水をたっぷりと入れすぎると、燃えがらをザルに捨てに来るときに、こぼれそうで運ぶのが不便だからです。

もえがら入れ

4 そして、マッチ箱を返却するときには、なかみを3本にして返すってのをルールにしています。大箱マッチからマッチ棒をトレイに出しておくと、班で使った分を全部補充しておいてくれます。

マッチの補充

 コレ、ひと箱ずつ点検して補充するってのは手間がかかるので、子どもたちのパワーが助かるんです。


 


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理科室の水道のホースのなぞ <みんなで使う理科室>

 2学期には4年生が理科室にやってくる。4年生で理科室のやくそくを押さえておくと、高学年での実験の指導が楽になる。

 そんな、理科室のナゾの三つ目を。

なぞその3

1 水上置換をしようって時には、6年生でも流しに水槽を入れて水を入れようとする。取り出す時に狭くて重たくて…、これがスチロール樹脂の丸形水槽にひびを入れる原因なのかも知れん。机の上に置いたまま、長い方のホースで注水できるようにしてあるのに。

チェッカーの暖機運転

2 長いホースは、顔や目を洗う必要のある事故が起きた時、流しに顔を突っ込んでホースから直接水を当てられるようにって考えて長くしてあるんです。

実験机の流しのホース流しが色づいている

3 もう一つは、流しを洗う時に水を流しやすいから。これは火山灰を洗った後の椀トラップの清掃。たっぷりの水を流して細かな砂を流してしまう。向かいの水栓の長いホースを引き寄せることが出来るので、ホース3本で水を流すことだってできる。

流しが色づいている

4 短い方のホースは、水はね防止と、低い位置でガラス器具等を洗うため。

 

5 蛇口が細くて水圧が高いのは、リービッヒ冷却管など、ホースを使う実験器具があるから。庭の散水用の標準的なホースは太すぎて使いにくい。

リービッヒ冷却器


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理科室の机はなぜ黒いのか <みんなで使う理科室>

 2学期には4年生が理科室にやってくる。4年生で理科室のやくそくを押さえておくと、高学年での実験の指導が楽になる。

 そんな、理科室のナゾの二つ目を。

なぞその2

 校舎のリニューアル前の理科室の机は若草色の天板でした。なにしろ36学級規模を想定した学校で、もう一つの理科室の方は天板が黒かったようです。コンピュータ室になっちゃったので分かりませんが、校内には黒い大きな机が1台残ってますから。

 

 黒い机なんて、理科室だけです。

 

 天板が黒いと透明なものが見やすくなります。写真は床に落ちたカバーガラス、線香立てから落ちた線香の粉末。このように食塩のような白い薬品なども見やすくなります。

カバーガラス黒い天板

 このついでに、ガラスの破片などを流しに捨てないようにって指導しておくと良いです。

 家庭では台所の流しにゴミを流してしまうってのが普通になってますから。しかし、そのゴミを誰が拾い上げて始末してると思ってんだ?ってね。器具を洗う時に「流しちゃっていい?」かって聞くのが正しいんです。

 


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なぜ理科室の椅子には背もたれがないのか <みんなで使う理科室>

 2学期には4年生が理科室にやってくる。4年生で理科室のやくそくを押さえておくと、高学年での実験の指導が楽になる。

 そんな、理科室のナゾをいくつか。

なぞその1

 理科室の椅子は、大改装にあわせて家庭科室に揃えて丸椅子にした。それまでは、図工室の椅子と同じものだった。図工室の椅子は、のこぎりを使う時のために側面の一つが板張りで少々重い。飛びのいた時に倒れたら痛いのだ。それと、古びてきて釘が出たり、がたついたりとメンテが必要だったので、スチール製の丸椅子にした。

理科室の丸椅子

1 背もたれが無いので、実験をする時に机の下の奥の方に押し込むことができます。

 

2 理科室は、実験をする部屋です。火や液体を使い、時には爆発や、こぼれる、飛び散ることがあります。その時にすぐに行動、飛びのくことが出来るように背もたれがないのです。

 

3 その上に、実験するときは、机の上を整理し、椅子を片付けて、立ってするのが安全です。飛び散るおそれがある実験の時は、さらに安全メガネをします。

 

 危険なこともあるのだ、という心構えを持って実験に臨むためにも、机の上の整理は欠かせません。

 

 理科室をあとにする時は、掃除をしやすいように椅子を上に上げるってのが約束だったんです。しかし、コロナのせいで、机の消毒の都合で下したまま押し込んでおくことが多くなっちゃいました。これのルール化が当面の課題。

 

 


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アルコールランプで練習 <みんなで使う理科室>

みんなで使う理科室

 学期末だというのに理科室が忙しい。午前の4時間、びっちりと詰まっていた。4年生は、端折っていた理科室の使いかたの一つを押さえなおす。そして、アルコールランプの練習。ここんところ、膨張の実験ではずっと火力の強いガスバーナーの方を使わせてきた。次は熱伝導なので、紙が焦げないように穏やかなアルコールランプも使わせたいのだ。

 

 アルコールランプの怖さは、燃えているアルコールの炎が見えないこと。ランプなら芯から橙色の炎が出ているが、こぼれたアルコールに着火すると見えないのだ。事故が起こった例を話して、アルマイト皿にアルコールを注いて点火してみる。燃えているのに見えないってのを確かめてから、濡れ雑巾をかけて消火して見せる。何で濡れ雑巾が必要なのかをしっかりと見ておいてほしいものだ。

 

 で、マッチを一人1箱配る。自信のある人はコッチ(3年以上使い続けているマッチ箱)、心配な人はこっち(今年買ったマッチ箱)と言って取らせた。机間巡視をしながら思い切りが悪くてスレない子には、大箱マッチの箱が登場する。すり減っていないしすれる距離が格段に長く出来るから。

 補充用にと買った大箱マッチの箱を置いておいてよかったぁ。

アルコールランプに点火

 で、アルコールランプに一人ひとりが点火してみる。ガスバーナーに比べりゃ簡単な手順だ。しかし、まだ、マッチが怖い子が残っている。さすがに担任は追い込んで指導して回っている。私も横から「火を怖がるのは動物、火を使えるのが人間」ってさらに追い込んで回る。うまくマッチをすれるようになった子が「よかったぁ、私、人間になれた」ってさ。

 

 続いて、実験用コンロに点火してみる。何でこんなことせなあかんのかって考えると、オール電化の家庭だってあるのだ。マッチが無い家どころか、ガスさえ使わない家があるって考えておかなくてはならん。点かなけりゃ何度もひねってみるってことが内容。コレは一人1回やっても5分ほどで終わる内容だ。

 

 火器類でさえこんな体験不足だから、七輪に火を起こすなんてことはさらに難しい。そんな経験は家庭生活で得られないからだ。体験が圧倒的に足りないんだから、マッチをする経験は学校が受け持たなくてはならないって考えてしまう方がすっきりする。

 


 


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ガスバーナーに初めて点火してみる <みんなで使う理科室>

ガスバーナーの使いかた

 出張なのでやってもらってもイイ?って言うので、いいッスよ、って答えてしまった。なので、単独でガスバーナーの使い方の練習の授業を2クラス。一人でやってると、写真を撮るヒマがなかった。なので、板書の写真しかない。内容は 昨年の例1 昨年の例2 とおんなじなので、そっちを見てくださいな。

 この4年生は、3年生の終わりに、昔の道具の七輪で火を起こして餅を焼いて食べた。その前にマッチの使いかたの指導をしたので、復習から入る。

 「マッチがあるってことは、何が必要?すぐに準備をしよう」って言うと、濡れ雑巾と燃えがら入れを用意した。半年前のこととは言え、4人の班で考えると誰かが覚えているもんだ。

 で、班ごとに立ってマッチを1本すってみる。思い切りが悪くて火が点くのが遅い子には、新しいマッチ箱に取り換えてやる。ウチのマッチ箱は長いのは10年使ってきた箱だから、やさしく擦っている子は点きにくいのだ。

 

 ガスバーナーの説明をする。もちろん 炎の温度 も。家のコンロが赤火だったら故障やで、って。フラスコのお尻も内炎より上にするようにって。

 で、2人で1台のガスバーナーで点火・消火の練習をする。5人班があるので、5番目の子は今日だけの班を作ろう、と空き机に臨時のひと班を作って、みぃんな2人で1台のガスバーナー。何と贅沢な環境。

 

 燃えがら入れには水は5ミリほどで良いよ、運ぶときは体の前に両手で持って、マッチ箱はマッチを3本入れて返して、実験終わりには机を拭いて、縦長に雑巾を折って下げておこう、なんて理科室を使う約束を徹底しておく時間。

 単元の流れに関係なく、ワンポイントの授業なので「いいッスよ」って答えたのだ。多分横から割り込んで、私が説明してただろうって思うから。

 

 写真を見てると、A3サイズの画像資料ってけっこう使えるもんだ。

 本ブログの写真は、授業にお使いになるのならご自由に利用してください。

 


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ガスバーナーの指導が始まる <みんなで使う理科室>

赤火の温度青火の温度

 今年の4年生は、3年の終わりにマッチをする練習を済ませている。なので、その復習からで始められる。

 温度と体積に入る前に、ガスバーナーへの点火をやっておかなくてはならん。コンロでええやん、って人も居るかと思うが、マッチがすれて、ガスバーナーに火を点けられるってのが、実験らしい気がしません?

 

 で、出してきたのがこの針金。炎にかざして、炎の温度を知ろうって道具。

 見てるとどうも火口のあたりで、線香に火を点けようとする子が多い気がする。もっと上の方が温度が高いってのを知らせたいのだ。

 内炎の三角の頂点あたりが一番高温だって、針金が語ってくれる。これを見せる前に、竹串を炎に入れて、火口あたりの焦げ具合も見せてやりたい。火口はガスと空気が出てるだけで、燃えてないから温度が低いのだ、ってね。

 

 スタンドに針金を固定して、高さを調整して、指導机に出しておいた。 

 
 


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マッチのすりかた <特集>

 マッチのすりかた、の画像集。備忘録を兼ねて。

マッチのすり方マッチのすり方マッチのすり方
 軸の中ほどを持つと折れにくい。人さし指の腹で押すように持つのは、火がついたら水平に持ち替える時の道しるべ。

 火がついていない状態で、頭薬が下向きの擦る持ち方から、水平に持ち替える練習をしておくといい。

 マッチ箱は、頭薬を上に、引き出しが開かないように縦に持つ。

 する時は、上から下へ、縦に擦る

マッチのすり方マッチのすり方マッチのすり方

 火がついたら、軸を水平に。よく燃えていたら、頭薬を上に、消えそうなら下に向ける。

マッチのすり方マッチのすり方

 点火するときは、横から、または斜め下から

 

 燃えがら入れには、水を少し入れておく。

 必ず濡れ雑巾を消火用に用意しておく。

 

 

 

<マッチの正しいすりかた><初めてのマッチ><みんなで使う理科室><マッチのすり方>


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3年生全員がマッチをすった

マッチの持ち方

 理科のスペッシャル授業として今日はマッチの点火方法を教える。たまたま、今日は午後に保護者と一緒に、昔の道具として七輪で何かを焼いて食べる予定らしい。

 まずは指導机に集めて、一人1箱のマッチを配る。一本取り出して持たせながら、持ち方を説明する。

 持ち方のコツは、中指・親指で軸の中ほどを持つこと。そうすると折れることが少なくなるが、火がついたら熱い。

 なので、下向きに構えていたマッチをすぐ横向きにする練習をする。横向き、上向き、下向きで燃え方を調整するのが出来なくては。そして、人さし指を頼りに、持つ位置を頭薬から離さなくては熱いのだ。

 

 つぎは、マッチ箱の持ち方。箱を縦にしておくと、自然と上から下にすることになる。頭薬を上にして箱の引き出しを押さえて持つ。

放り投げることも

 マッチのお友達は、濡れ雑巾と燃えがら入れ。火がついたらあわててしまって放り出す子が必ずいる。濡れ雑巾をかぶせて消火して見せる。

 

 説明が終わると、3本しかないマッチ棒の2本を点火の練習に使う。勢いよくこんな音をさせて擦る、って机間巡視しながら見せて回る。どうも遠慮してそろりそろりと擦っている子には新しいマッチ箱を渡してやる。それが必要な子は1割ほどだった。

ろうそくに点火ろうそくに点火

 練習を終えたら、ろうそくに点火する。ロウが気化しないと着火しないので、アルコールランプよりも少し時間がかかる。

 ろうそくってのは何だか心が和むんだねぇ。4人とも点けた班は静かに火を眺めておる。

 

 “ろうそくを吹いて消しちゃいけない時があるんだけどなぁ”と言うと、“仏壇のろうそくは手で扇いで消さなきゃいけないって聞いた”って子がいた。常識的なマナーとして知っておいて損はない。でも、今日は、ハッピィバースデーで消すことにしよう、と消火。

 

 マッチ箱を返す時は、中味を3本にしておいて、ってのを付け加えておいた。雑巾、燃えがら入れ、ろうそく、ろうそく立てを片づけるのと同じで、3本にして箱を返すってのが約束。

 

 指導の手順さえ踏めば、3年生だって全員点火出来るってことだ。

 

 

<初めてのマッチ><みんなで使う理科室>


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ずっとマッチの練習をしてます <みんなで使う理科室>

マッチは3本入れておいて

 4年生で火器を使う授業が続いている。二人にひと箱ほどのマッチを配って点火の実験をしている。

 片づけに入る前に、指導机の上に大箱マッチから取り出しておく。

 返しに来たマッチ箱は、3本になるように補充して戻してくれる。そこまでやるのが片づけってことにすると、チェックする手間が減って助かる。

 


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ガスバーナーの操作の復習 <みんなで使う理科室>

ガスバーナーの復習

 もう一度、ガスバーナーを一人で点けて消してみる。自信をもって出来るようになるまでは少々時間がかかる。

 マッチ箱には人数分のマッチを入れ、怪しそうな子を見つけては班ごとに指導して回る。マッチが点火したのに、どっちへ回すんだっけってのがけっこう多い。少しずつガスを出すものだからマッチが燃え尽きる。これくらい回しても大丈夫、って自信なのかもしれない。

ガスバーナーの復習

 写真のように、点けたのは良いけど、その炎は大きすぎません?って位の方が間違いないみたい。

 


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ガスバーナーの扱い方 <みんなで使う理科室>

ガスバーナーの点火

 マッチを持っていない手で、ガスリングを回します。元栓につないでいない時に、片手で回せるように軽く閉めておくと、楽に回せます。

ガスバーナーの点火

 マッチを捨てたら、両手で、ガスリングが回らないように押さえて、空気リングを回して空気量の調整をします。

ガスバーナーの点火

 内炎の青い炎がはっきりと見えるように、空気の量とガスの量を調整します。

ガスバーナーの点火

 消す時は、空気リングを閉めて赤火にします。

 ガスリングを回して消火します。

 元栓を閉じてから、ホースを外します。

ガスバーナーの点火

 ガス栓、ホースのキャップをはめておきます。

 ホースをまっすぐにして片づけます。

 

 元栓を開くときは、バーナーのリングが閉まっていることを確認し、ホースをつないでから、コックを押しながら回します。

 

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 撮った写真を利用して、来年の指導資料としてここに置いておく。A3ぐらいにプリントアウトして、黒板に貼っておくと、もう一度確認のために読みに来る子がいる。時期が来たら写真を利用してそんな資料を作ることにしよう。

 

 

 


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人差指の腹で押す持ち方だが <みんなで使う理科室>

<初めてのマッチ>

 今年は「親指と中指で持って、人差指の腹で押すように」と持ち方を指導した。

 これは、教える前から縦擦り出来ていた子。マッチの軸の中ほどをホールドしている。なるほど力強く擦れるハズだ。

<初めてのマッチ><初めてのマッチ><初めてのマッチ>

 怖いからと軸の端の方を持っていると、絵筆で撫でているような擦り方になってしまって、なかなか点かないんだ。

 

 マッチメーカーの業界団体は神戸にある。そのサイトで調べてみると、擦り方の決まりは無いようだ。擦っている様子を机間巡視して指導して回ったが、擦り薬に頭薬を押し当ててから手前に擦っている子がいた。教えたのに慣れている方で擦るのならそれはそれで良い。手前に擦るのは、すぐに手で囲って風で消えないように出来るから、屋外では有効なのだ。

 

 力が伝わるように擦るには、まだ余っている薬指を頭薬付近にあてがう方法もある。これでやけどをしないようにってのは、指導しにくいから、私はやんないけど。

 


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ガスバーナーに点火してみる <みんなで使う理科室>

<初めてのマッチ><初めてのマッチ>

 さて、ガスバーナーに点火するとなると、マッチを擦ってからガスリングを回すことになる。片手にはマッチで、片手でガスリングをまわさなくちゃならん。そのためには、あらかじめ片手でガスリングを閉めておくのがコツ。片手で閉めたんだから開けられるハズ。

 下のリングがガスリングだということを見せるために小さな炎を灯して見せた。上は筒だけの空気と混ぜるためのもの。これでどっちがどっち?ってのが分からないってのは、考えながら見ていない証拠。

 針金をかざして、音が出るほどの青火で加熱してみる。炎のどの部分が温度が高いかがひと目で見える。

 こんな説明をしてから、実際に点火作業をさせてみた。

<初めてのマッチ><初めてのマッチ>煤がつく

 なかなかうまく行かないのは、おそるおそるガスリングを少しずつ回しているので、マッチが燃え尽きてしまうのだ。1回転ぐらい回せって言っときゃよかったかも。うまく行って、大丈夫だって自信がついたらうまくなっていくみたい。

 何で赤火じゃいけないのか、針金で温度を示したように、赤火では温度が低いのと、実験器具に煤がつくのだ。このとおり、と冷水を入れたフラスコを炙って見せた。“あっ、焦げた”って子どもたちのリアクション。雑巾で拭いて黒いすすが付いているのを見せた。

<初めてのマッチ><初めてのマッチ><初めてのマッチ>

 バーナーは各班に2台。二人に一台だ。点火早々の赤火を空気を入れて青火にしていくのも思い切りが必要。内炎がはっきりと見えるように出来たら合格。消す手順は、空気を閉めて赤火にしてガスを閉じる。

 左手で操作するのだが、どっちに回したら良いのかわかんなくなるらしい。元栓を閉めてあらかじめ開けて閉めてをした時に手で覚えておきゃ良いのに。

 

 一人2回は点けられると良いなぁと言っておいたら出来たみたい。難しかった子でも1回は出来た。まだまだ、もののあたたまり方なんかで何度もマッチを擦って火器に点火する作業は出てくるからおいおい慣れて行ってくれい。


 


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マッチは、学校が教えなくっちゃ <みんなで使う理科室>

<初めてのマッチ>

 もう一つのクラスがマッチの最初の授業。持ち方は良いでしょ。

 やったことがある子が二人。一人は縦擦り、もう一人は横擦り。その擦り方は折れることがあるよと、やって見せる。

 一人にひと箱、前に机に集まったところでマッチを配って、1本取り出して持ち方を教えてしまう。箱の持ち方、マッチ棒の持ち方が良いのはそのせい。聞いてからやったんじゃなかなかで、聞きながらやってみるってのが間違いがない。

 

 これで、一人2本点火してみた。

 

 3本目はアルコールランプに火を点けてみる。アルコールランプを体の前で両手で運ばせる。今、そのくせを付けておくとずっと使える。

<初めてのマッチ>

 皿にアルコールをこぼして点火してみると、今日の炎は全然見えなかった。アルコールランプで事故を起こすのはこの青火で炎が見えないから恐ろしいのだ。濡れ雑巾を広げてかぶせてみて、消火して見せる。マッチには濡れ雑巾と燃えがら入れを言われなくても用意する、ってのを忘れずにいてくれるといちいち指示しなくて良いので助かる。忘れずにいるのは何人だろうか。

 

 

 


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初めてマッチを擦ってみる <みんなで使う理科室>

<初めてのマッチ>

 マッチを使う前に、擦ったことある人、って聞いてみて一人やらせてみた。大抵は近所迷惑な横振りをしてくれると期待したのだが、見事な縦擦りで一発点火、お見事!。

 一人に3本しか入っていないマッチ箱をひと箱配って、火だけをつけてみる。一度はつけなくっちゃならんのだ。気が付くのが遅かった、左利きの子が右手で擦ってた。すでにつけることが出来た子は、怖くないからって教える。良い風景だねぇ。

<初めてのマッチ>

 そして、アルコールランプを二人に1台。持ち運び方を指導しておく。両手で、体の前で、だ。火を付けたら持ち上げない、こぼれたアルコールに火をつけると炎が見えないから怖い、ある学校でこんな事故が起きた、なんて話をしておく。

 給食のアルマイトの皿にアルコールを垂らして、それに火をつけて見せる。青い炎は透かして見ないと見えないから怖いのだ。消すためにはとりあえず濡れ雑巾をかぶせる、と、必要な濡れ雑巾と燃えがら入れも説明しておく。

 その後、アルコールランプには横から火をつける、消す時も横から、ってのを一人1回はやってみる。

 

 つぎは、ガスバーナーへの点火だ。

 


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マッチのすり方の画像資料を用意しておく <みんなで使う理科室>

掲示資料

 4年生のマッチのすり方の授業のために画像資料を用意しておく。

 

 マッチ箱は、引き出しが出ないように押さえて縦に持つ

 マッチ棒は人差し指の腹で押すようにして、親指と中指を添えて持つ

 擦り薬をめがけてつっつくように縦に擦る

 火が点いたら、マッチ棒を水平にし、火の燃え方にあわせて上向き、下向きに燃え加減を調製する

 

 これだけのことなんだが、これがなかなか。

 

 それと、アルコールランプのチェック法も作っておいた。

 

 縦に擦ったり、手前に擦ったりと擦り方もいろいろある。擦ったらすぐに風よけに手で囲いやすいのは、擦り薬に頭薬を当てておいて手前に擦るやり方だ。飲み屋さんのすり方って私は言ってる。熱源に火をつけるのなら縦擦りが次の作業がしやすい。よって、指導するなら、縦擦り。

 


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アルコールランプに燃料を入れておく <みんなで使う理科室>

アルコールランプの準備

 6年生は修学旅行を控えていて、5年生は4泊5日の自然学校を目前にしている。なので理科室はヒマ。4年生がこのチャンスに来るとバッティングすることが少ない。

 

 単元の進み具合は別にして、アルコールランプの使い方なんて1時間読み切りの授業はいつでもできる。そこで、4年生用にアルコールランプに燃料を入れておく。

 アルコールランプは、もののとけかたなどで乾固の熱源として使ったあとは燃料を抜いて片づけている。

 アルコールを補充するのは、洗浄ビンが便利。ポリビーカーに逆さに洗浄ビンを入れて、アルコールを吸い込ませる。小さなランプの口からこぼさずに入れるのは洗浄ビンの先が便利なのだ。ロートではガラスを伝ってこぼれたり、しずくが落ちたりするがそんな心配はない。

アルコールランプの準備

 火口のセラミックの割れているのが見つかった。原因は探さないことにして、パーツ箱から持ってきて予備のに取り換える。アルコールランプを整理したときに取っておいたパーツが役に立っている。

 


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「マッチのすり方」の掲示用資料として特集 <みんなで使う理科室>

 画像を見返していて、マッチの持ち方がよく撮れていてええやん、って絵をピックアップ。理科室の掲示物に、どうぞ。

マッチは3本だけ

 箱にマッチは3本しか入れてません。

マッチのすり方

 マッチを擦るなら、燃えがら入れと濡れ雑巾がセットで必要。

マッチの持ち方の指導マッチのすり方

 マッチ棒は、人差し指の腹で押すように持つ。

初めての火器への点火マッチのすり方初めての火器への点火

 マッチ箱は縦向きに持って、上から下へ向かって「つっつくように」擦る。

マッチのすり方

 よく燃えるようになったら、マッチ棒を上向きにするとゆっくりと燃える。

マッチのすり方初めての火器への点火

 横から火をつける。

火器の取り扱い

 消す時も、横から。

ガスバーナーの操作

 ガスバーナーは、片手で回せるかを点火の前に点検し、ガスリングを軽く閉めておく。

 

<初めてのマッチ>


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ガスバーナーに点火してみる <みんなで使う理科室>

ガスバーナーへの点火

 4年生が空気・水の膨張の単元に入った。今日は、”その前にガスバーナーへの点火の練習をします”ってことなので、一人で点火する方法を演示した。

 25人のクラスなので、6班編成。4人に2本のガスバーナーが配れる。マッチは一人ひと箱。アルコールランプで慣れてはいるはずなんだが、指先が燃えそうだった子が一人。

ガスバーナーへの点火 

 点火する段になって、「どっちがガスだったっけ」なんて子がいる。ガスバーナーは分解して見せた。”この小さな穴からガスが出る”そして”この筒の中で空気と混ざる”って言ったのに、「最初がガスで、あとで空気と混ぜる」って当たり前やな、なんて考えながら聞いていない証拠だ。

ガスバーナーの構造ガスバーナーの構造

 「聞いてる」って答える子は「聞こえてる」であって「聞きながら考えてる」ではないことが多い。ひどいのになると、となりと話しながら「聞いてる」とぬかす。先生の説明は音楽じゃないんだ!

 聞くというのは、耳から入ってきた音声情報と、記憶領域にある体験や知識や獲得した情報とやりとりして、自分なりの言葉に置き換えてこそ、聞いた情報として脳の中の「海馬」に強く記録されるのだ。そして就寝したあと、その記録の強さに応じて大脳に記憶されるのだ。

 聞こえてる程度の浅い海馬への記録ではとてもじゃないが明日には忘れているものになるのだ。聞いていなかった証拠に5分もせぬ内に思い出せず、聞き取っていなかったではないか。先生の話の聞き方ってコツを会得しているかが学力に大きくかかわるのだ。

 特に論理的に説明を求められるサイエンスでは、理屈を考えながら聞く習慣をつけなくては。

 

 炎のどの部分が温度が高いかを訊くと、バーナーの出口と思っている子が多い。とりあえず竹ひごを焦がして内炎の温度の低さを示しておいた。

炎の温度炎の温度

 授業後に針金をこちこちと曲げて、スタンドに固定できるようにし、このジグザグが直立するように叩いてから赤熱させてみた。炎の大きさを長めにするとこんな結果になった。この写真、内炎の先が最も温度が高いというのがよくわかる。もうちょっと数多く横棒を作っておくとよかったのかも。実験で示す以外に、この写真は掲示物にしておこう。

 試しに赤火でもやってみた。針金は赤熱しない。だから空気調節をして青火の完全燃焼をさせなきゃいかんのだ。

 

 さてさて、1人1回はガスバーナーに点火をしてから、本日の空気の膨張の授業に入る。”あと10分しかない”と担任が言ってる。”10分あれば十分にできる!”と準備にかかる。

 

<初めてのマッチ>


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やっとマッチのすりかたが板についてきた <みんなで使う理科室>

マッチを擦る

 4年生が理科室に来るようになった。前時はマッチをすってみるだけ。今日は、アルコールランプに点火してみる。

 

 それならば、ってんで、アルコールランプに燃料を注入して、各班に2台から3台のアルコールランプを配る。

 マッチのすりかたは、学校で教えるもの! こんな言い切りをしなくちゃいけない時代なんだよなぁ。今週は学校公開週間で、毎日授業公開中。参観者は一人。「なかなか擦れないでしょ」「家ではしませんものね。私らは常識だったんですけど」なんて話していると、その方は高校の理系の先生だったんだって。ホンマ、マッチは学校でしか教えてもらえないのだ。

 

 マッチのお友達の、濡れ雑巾と燃えがら入れを準備するのは手早くなった。

 アルコールランプの怖い所を演示しておいた。ランプの炎は少々黄色いが、アルコール自体を燃やすと青い炎だ。それをアルミの皿にアルコールを垂らして燃やして見せた。こぼれたアルコールに火が点いたら、燃えているというのがはっきりとはわかりにくいからコワイ、そう思ってくれただろうか。火の付いたランプは持ち上げてはいけない、これが鉄則。

 ついでに、“何で理科室の椅子は背もたれがないのか”を考えさせ、いつでも飛びのけるように、実験する人は立って実験をするという話をしておいた。

 ちょっとずつ理科室のしくみを話して行かなくては。まだ、長いホースと短いホースがつけてあるか、ってのは考えさせていないし…、実験机の天板がなぜ黒いのか…、流しにモノを捨ててはいけないのはなぜか…、まだまだ話すことがたくさんある。

 

 

 まだ、数本の頭の赤いマッチが燃えがら入れに入っている。持ち方が悪いので折れてしまったのだ。最初はコワゴワやっていたがだんだんと慣れてきたみたい。次は大変だ、ガスバーナーの点火はどうしても両手が必要になる。

マッチを擦るマッチは3本

 点けて消すだけの授業の終わりには、“ちょっと時間があるな”と言って担任が、マッチ係はどの箱も3本にして戻して、って言ってくれた。こりゃぁ良い。60個ほどの小箱マッチを点検するのは手間がかかるのだ。

 

<初めてのマッチ>


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物理学的教材の画像集 <特集>

印刷したり、掲示物にしたり、スクリーンに投影したりと活用できそうな画像を集めてみました。

授業で利用する場合については、著作者の権利主張が制限される範囲ですが、作者を励ます意味から上のコメント欄からお知らせいただくとうれしいです。

 

ふりこ実験台の改良4mのふりこ

(左)ふりこの長さの測り方。(右)2階の廊下の手すりで4mふりこ。

ふりこの実験がはじまる振れ幅を変えて実験

(左)1mの振り子の実験は机にクランプで固定。(右)振れ幅は、分度器で。

 

<水のすがた>

煙突の水蒸気水の対流水のあたたまり方

(左)清掃工場の煙突から出ているものは、水蒸気?、水滴?。(中)(右)水のあたたまり方。

水のあたたまり方水のあたたまり方

(左)試験管の上を熱すると。(右)試験管の下を熱すると。

沸点までの水のすがたリービッヒ冷却器

(左)沸騰のようす。(右)リービッヒ冷却管で蒸留。

 

<みんなで使う理科室>

棒温度計の断面

(左)棒温度計の断面。この部分が壊れることは少ない。

てんびんのしくみてんびんのしくみ

(左)つりあっているてんびん。(右)皿やおもりを外側へずらすと、どちらが下がるか?。

上皿てんびんの仕組み上皿てんびんの仕組み上皿てんびんの仕組み

(左)ナイフのようにとがっている。(中)中央の支点。(右)ナイフエッジを受ける支点は涙型。

上皿てんびんの仕組み上皿てんびんの仕組み上皿てんびんの仕組み

(左)中央の軸。(中)皿の下の軸。(右)ナイフエッジ。

上皿てんびんの仕組み上皿てんびんの仕組みてんびんのしくみ

(左)皿の下のナイフエッジ。(中)てんびんとナイフエッジ。(右)てんびんの仕組み。

重さをはかる時の使い方はかり取る時の使い方

(左)重さをはかる時。(右)粉を計り取る時。(利き手側で操作をする)

 

 

初めての火器への点火

(左)マッチの持ち方。人差し指の腹で押すように持つ。(右)マッチのすり方。下向きに突っつくように。

初めての火器への点火初めての火器への点火ガスバーナーの扱い方

(左)点火のしかた。(中)片手でガスバーナーを操作。(右)ガスバーナーのしくみ。

ガスバーナーの扱い方三脚スタンド類

(左)空気量の調整。赤火と青火。(右)ホースは真っすぐに伸ばして片づける。

 

<もののあたたまり方>

銅版のあたたまり方​​もののあたたまり方

(左)銅版の中央を熱すると。(右)切り欠きのある銅版を熱すると。

空気を冷やすと体積は 金属膨張試験器

(左)フラスコを手で温めて空気の膨張を調べる。(右)金属膨張試験器。

電流計いろいろ電流計いろいろ

(左)電流計の端子。(右)簡易検流計。

検流計検流計

(左)検流計。(右)直流電流計。

セットのLEDLED豆電球

(左)LED。(右)低電圧用LED電球。

コンデンサ手回し発電機

(左)電気二重層コンデンサ、キャパシタ、蓄電器。(右)手回し発電機。

 

 


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初めて、火器に点火してみる <みんなで使う理科室>

初めての火器への点火

 ものの温度と体積の実験を控えて、火器の取り扱いをやってみる。

 アルコールランプを班に2台配り、一人1箱のマッチを持って点火してみる。マッチを擦った経験のある子にやって見せてもらうと水平打ちだった。その擦り方ではこのように折れることがある、とやって見せた。で、“人差し指の肉球でマッチの軸を押すように持って下向きにつつく”擦り方を教えた。言われたとおりの手の構えになっているのが上の写真。

 アルコールランプを戸棚から取り出して、戸棚に片づける所までやってみる。「ものは両手で体の前で持つ」ってのは出来ていた。いつの日にか崩れぬようにしておきたいもんだ。

 続けて、ガスバーナーも2台で一人1回点火してみる。1人で点火しないと事故のもとなので、片手で操作するってのがなかなかむずかしいのだが、一応の体験は出来た。1卓に2本のバーナーって風景はこの学習以外にはあることではない。

 あとは、点火する機会をできるだけ増やしてやりたいものだ。だって、かなり緊張して点火しているのだから、ちょっとうまくいくようになったと思えた時には成就感を得られるんじゃないかな

初めての火器への点火初めての火器への点火初めての火器への点火

 ものを温める実験が始まると、炎とものの距離などに気を使わなくてはならない。点火できるかどうかが不安なようでは困るのだ。

 何とかマッチ箱の持ち方はよくなったのだが、まだまだ習熟しているってところまではいってない。

 ま、マッチ3本でほとんどの子が2つの火器に点火できたようなので、良い方かな。

 

 久しぶりにガスバーナーを出してみると、上学年が使った後は硬く閉められているのがあって、4年生では緩められないのがあった。代わりのを渡しておいて、準備室で緩めてから理科室へ出しておいた。

 

<みんなで使う理科室><ものの温度と体積>

<初めてのマッチ>


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ソレマル!、ソレダメ!ってやってみようか

 4年生の<みんなで使う理科室>が始まった。2時間目には、火器の使用法を実地にやってみることになる。

 1時間目には一人、マッチを擦ってもらったが、マッチが折れやすい水平打ちだった。マッチが折れず、確実にすれる方法を身に着けさせなくては。

 人数の少ない学年なので、一人一つって実験が期待できる。来年度は、この天国が40人学級の詰め詰めになるかもしれない危機なのだが、今がきちんと扱いを覚えるチャンスなのだ。

 火器への点火は、一人でやらないと危ないという話をしておいた。「はよ、マッチ擦れよ」と、ガスバーナーの口をマッチを持った子の方に向けていた話を。そして、ガスをたっぷりと噴き出しているガスバーナーに点火すると、一気に大きな炎になることを実演しておいた。

マッチは3本だけ火器の取り扱い

火器の取り扱い火器の取り扱い

 その授業にむけて、アルコールランプの台数を増やしておいた。二人で1台だ。

 ガスバーナーも二人で1台用意できる。マッチは一人1箱用意できる。マッチ箱には3本しか入れてないが、各人がアルコールランプとガスバーナーに点火しても、まだ1本予備が残る。

 んならば、ザーっと取り扱い方を説明しておいて、4人班でやってみる人二人と、審査役二人に分かれて、「ソレ、マル!」「ソレダメ〜ッ!」ってチェックをすると、面白いんじゃないかな。審査とか評価をするってのは精通していなくっちゃ出来ないんだし、なぜダメかを説明出来なくっちゃいけないから。

 これで、やってみる1回と審査する1回で計2回ダメ押しの学習が出来る。火器を使う準備作業と、マッチのすりかたと、点火の手順と、消火の手順、終了の作業までを一度で覚えられると良いのじゃないかな。

 

 

<初めてのマッチ>


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マッチは、学校が教えなくっちゃ

そろそろマッチの季節

 そろそろ、マッチを使う季節がやってきた。水溶液で乾固の実験をする6年生と、理科室を使い始める4年生と、ガスバーナーを使い始める5年生と、マッチの出番。

 つい安心なもんだから実験用コンロなんかを使いがちだが、コンロは点けりゃ最大火力なんだよな。乾固には向いていない。ものの溶け方やら、水溶液の性質で溶液から固形物を取り出すのに、“あぶる”んじゃなく“焼いて”しまうことになる。ぜひ、アルコールランプを使わせたいもんだ。アルコールランプは、点火したら持ち上げない、横にスライドさせるだけ、が鉄則。おだやかな炎に乾固するものを出したり入れたり、じわじわと乾かすにはもってこい。

 

 で、マッチの点検を始めた。箱には3本しかマッチを入れない。マッチを取りに来た子はほとんどが本数の多いのを持って行こうとする。どれも3本しか入れてない、って言っておくと、擦り薬の新しそうなのを選ぶんじゃないかな。

そろそろマッチの季節そろそろマッチの季節

 昔は、マッチって家のあちこちにあったもんだ。左の大箱マッチは、風呂のたき口にあることが多かった。間違って燃やしてしまわないサイズなのだ。銀行がこんなサイズのマッチをくれてたこともあったんだなぁ。そして。飲食店やら喫茶店では、勘定場には自由に取れるようにマッチが置いてあったもんだ。今の暮らしでは、マッチは仏壇のそばくらいしかない。それも、100円ライターだったりする。

 

 そんな時代だから、右のマッチの会社はマッチから撤退するんだそう。兼松日産農林って淡路島のマッチ屋さん。マッチは神戸の地場産業だが、それがまたひとつ消えていく。

 使う機会が少なくなっているのが、撤退の遠因。生活や家庭で使うことが減っているからこそ、学校がマッチの扱い方をきちんと教えなくては。

 

<水溶液の性質><もののとけ方><みんなで使う理科室>

 

<初めてのマッチ>


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てんびんの仕組み

てんびんのしくみ
左のように釣り合っているてんびんです。

てんびんのしくみ

 そこで、分銅をどちらも右に動かし、右の皿をもっと右にずらすと、「右が下がる」「右が上がる」さて、ど〜っちだ?

 こんなことを尋ねると、多くの子が右が下がるって答えます。

 シーソーの経験からそう答えると思って尋ね、「釣り合う」って正解を選択肢にいれてないもんだから、ひっかかるんです。

 

上皿てんびんの仕組み上皿てんびんの仕組み

 ナイフエッジと支点です。奥の支点も涙型でした。

上皿てんびんの仕組み上皿てんびんの仕組み

 中央の支点とは逆に、うでの端はナイフエッジの上に皿が乗ります。

上皿てんびんの仕組み上皿てんびんの仕組み

上皿てんびんの仕組みてんびんのしくみ

 天秤のいのちはこのナイフエッジ。天秤のうでに3か所取りつけられています。その、ナイフエッジは、台や皿受けと接しています。いくら分銅や、皿を移動させても、このナイフエッジの部分は移動できないのです。それで、どこに分銅を置いても、計るものが皿からはみ出していても正しい重さが計れるのです。

上皿てんびんの仕組み 

 台の裏には、皿受けからの縦棒が伸びていて、皿の水平が保たれるようになっているのです。

上皿てんびんの仕組み上皿てんびんの仕組み

 そんな「測定器」ですから、腕にも、皿受けにも、皿にも番号が打ってあります。細かな調整の上に組み立てられた機械なのだから、それなりに緊張感を持って扱ってほしいものです。

上皿てんびんの仕組み 

 ナイフエッジと呼ばれるとおり、先は刃物のようにとがっています。ここが欠けたり錆びたりすると感度が落ちるのです。この天秤は30年超のビンテージもの。ちょっと欠けてます。比較的ましなので、この1台だけ残したのです。

 

<ものと重さ><みんなで使う理科室><てこのはたらき>上皿天秤、仕組み


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洗ったあとは、どこで乾かすか

試験管の乾燥器具の乾燥は器具の乾燥は

 使った試験管は、各実験机の流しの試験管ブラシで洗います。試験管立ては、伏せて置く場所が用意されています。

 少ない場合は、窓際の乾燥棚で水切りをして乾燥をさせます。洗い直しなどで数が多い場合は、ステンレスの試験管立てや、プラ籠を斜めにして水切りと乾燥をします。

器具の乾燥は器具の乾燥は

 ビーカーやガラス棒、ピペット、集気びんなどは、乾燥ラックに置くことができます。また、その横には温風乾燥機があります。特にフラスコや集気びんの乾燥に向いています。

 ビーカー類は、乾燥させてから理科戸棚に片づけます。

器具の乾燥は器具の乾燥は

 倒れやすいメスシリンダーは、メスシリンダー立てで乾燥させます。

器具の乾燥は

 フラスコの数が多い場合は、フラスコ収納籠で乾燥させることもできるように作ってあります。

 

 薬さじやピンセットなどは、拭いてから引き出しに片づけます。

 

<みんなで使う理科室>


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ビーカーを整列させる <みんなで使う理科室>

ビーカーの整列ビーカーの整列ビーカーの整列
 理科戸棚の薬品瓶を置く棚を、ビーカー置き場として転用しています。薬品庫を使わなかった時代の理科戸棚なんです。
 ここへは、私のキマリでビーカーを並べているんです。いずれも、目盛のプリント部分が手前に来るように並べています。
 収納するときは、クルクル回して、注ぎ口が後ろの棚の蹴込に当たるように置くとこうなるんです。
 
 学級で使って戻した時は、右のようにいろいろな向きで置かれるので使ったな、ってのが分かるんです。使うことはいいことですし、元に戻すのもいいのですが、洗浄不足やらいろいろあるだろうってのが発見しやすくなるのです。
 ついでに、取りやすいように比較的きれいなのを手前に置きます。子どもたちが取りに来た時には、奥のきれいなのに手を伸ばすから落下事故などが起きると予想するからです。
 
 私なりのキマリってのは、総数チェックをしなくても良いようにとの、ガラス器具管理の手抜き方法なんです。

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小さな分銅ほど大切に取り扱ってよ <みんなで使う理科室>

分銅ケース
 上皿てんびんの分銅です。セットで片付けるようにしてます。困ったことに「×」印をつけてくれている。創立以来の30年ものの分銅ケースで、昔に印を付けられたのがそのまま残っているもの。×印だけでは、何がどうなのかが分からない。使えない、使わないほうが良いという意味らしいということしか分からない。主訴を書いて貼り付けてほしいものだ。
 分銅は、新旧とりまぜて全部チェックして揃えておいたので、あとはこの印を消せばいいのだがそのままになっている。
 
 さて、水溶液の実験で、天秤がよくお出ましになった。その間、事件が2回。
 授業後の床の上に何か光り物があると思ったら、2g分銅だった。その日は2g分銅を使ったのだった。一つ抜けたままで返却するなよナ。
 もう1件は、1g分銅を使って計っていたのに、ナイと言う。昼休みになってから、「先生、1g、あった」と言って持ってきた。無くなるっていうのは使うからだ、ってことらしい。
 もうちょっと机上を整理するなどの、実験環境を整えるように気をつけると無くなることは減るんではないかな。
 
 新旧とりまぜて整理をしていた時に気がついたのだが、たっぷりとあるのは重い分銅ばかり。無くなっていることが多いのは1gや100mgなど小さな分銅ばかり。
 1gと100mgを補充しようかとカタログを見たが、欲しいそんな分銅ほど値段が高い。あまりにも高いのと、バラで買うよりケース付きのセットで揃える方が割安かもしれんと迷って、結局、補充するのはあきらめた。
 ちっちゃな分銅は、重たい分銅の何倍もの値段なんだワ、大切にしてよ。
<ものと重さ>

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ピペット台が食塩だらけに <みんなで使う理科室>

 水溶液の実験で、ず〜っとバットの中に居座っていた、作ったばかりのピペット台。白くなっているのは、食塩、そしてカリミョウバン。汚れた、ってぇのは、マメにここに戻していた証拠なので結構なことなのだ。おかげで、ピペットの先を傷めたのは、メスシリンダーの中に落としてしまったという1件だけ。置き方が悪いせいで破損したのは皆無だった。
ピペット台の洗浄
 洗って、収納しやすいように重ねると、まるっきり「下駄」。バットの中に置いているときは「枕」。ピペット台と呼ぶよりも、ガラス棒や薬匙もここへ来るので、こんな短い呼び名の方が口をついて出てしまう。

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マッチの本場は、神戸なんですぞ <みんなで使う理科室>

マッチが届いた
 ついでの折に買っておいてと頼んでおいたマッチが届いた。マッチというものは、兵庫県が本場なんです。業界団体の本部が神戸市にあります。生産は、神戸市から徐々に移動したらしく、姫路に多くかたまっています。
 推測するに、マッチの軸が輸入品で、港神戸が生産地としての立地がよかったのでしょう。マッチの軸って、年輪がないでしょ。夏目冬目が生じる日本の材では折れやすいので、輸入品なんですね。
 
さて、我が家の灯油ストーブは、青い炎が綺麗なタイプ。灯油タンクが下にあり、芯を出して、マッチで点火するちょっと伝説的なストーブ。1年生の孫娘が、寒いというので、マッチをすらせて点火させてみた。もちろん、「マッチのすりかた」は教えましたよ。あの、方法で。
 
「人差し指で押さえて、中指と親指ではさんで、擦り薬をつっつく様にする」と。ウチの1年生でも、一度でバッチリすれました。
 やっぱりこの形を一度見せると、つっつくすりかたに持って行きやすい。野球のバットのようにレベルスイングするマッチの軸は折れやすそうなすりかたなのでイヤです。

マッチ すりかた

<初めてのマッチ>


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ピペット台を作る <みんなで使う理科室>

ピペット台ピペット置き場
 器具棚の引き出しを新しく作った時に、端材となってしまった無垢のラワン材。長さが10cmほどだが、こんなものに加工した。U字の溝を切り、適度な大きさに刻む。16箇所ほどある角をサンドペーパーで丸める。
 ピペット置き場を発泡スチロールで作ったが、枕だけでは、風が吹けば飛んで行ってしまう。そこでちょっと本格的に作ってみようと思い立った。
ピペット台
 刺抑えと防水を兼ねて塗装をする。何と、屋外用の防腐塗料。乾いたら、U字の溝だけにサンドペーパーをかける。ここに塗料が溜まって、ガラスが張り付いたらイヤだから。
ピペット台
 使ってみると、発泡スチロールより安定しているし、第一、色がここへ置けとアピールしている。向きが変わったりするので、やはり下に台をつけてやろう。
ピペット台
 というわけで、ほぼ完成。ゴム、安全球の位置をイラストで書き入れると完璧だろうけど、板を付けると反対向きには置きにくいから、このままでイイか。
 
 

 
 

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上皿てんびんのしくみ <みんなで使う理科室>

どっちに傾く?
 上皿てんびんの使い方の説明で、こんなひっかけ問題を出してみた。
 皿は片方に寄せて片付ける。使うときには両方に乗せて釣り合いを見る。さて、左の皿を裏返しにして外の方に置いて、右をの皿を支点の方へ寄せた。この場合、どっちが下がるでしょう、ってね。
 
 そりゃ、誘導するような言い方してますから、ほとんどの子が素直に引っかかってくれます。“えっ、釣り合うんとちがうん?”正解を言い当てる子が不安になるくらい。
 釣り合うんですね、コレが。なぜかというと、皿の上のどこに乗せても、重さがかかるのは皿下のナイフエッジの部分。ナイフエッジの位置は支点からの距離が一定なので、シーソーのように傾いたりせずに釣り合うのだと説明しておく。
ナイフエッジナイフエッジ
 大切なのは、そのデリケートなナイフエッジを大切に扱うようにすることを分からせる。要するにガチャンガチャンとやってはいかんということなのだ。廃棄した写真のタイプの上皿てんびんは、ばらしてみると、ナイフエッジが錆びてるわ、欠けてるワだったから。
重さをはかる時の使い方はかり取る時の使い方
 その後、操作するのは利き手側。薬品を計りとるなら薬品が右側。物の重さをはかるのなら分銅が右側、と分からせる。
 「針が止まるまで待ったりすんなよ」というと、“振れ幅で見るんよな”と、分かっている様子だった。
 
 器具の取り扱いと、ノート記録の取り方、これが理科で教え込む大切なポイント。ものが溶けるという概念は、間違って認識さえしなければ、上の学校で繰り返し学習するのだから取り返しがつく。単元の目標である学習内容は実は副産物である、そんな感じで実験指導をしている。
 
<ものと重さ>

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試験管洗いを新調して <みんなで使う理科室>

試験管洗い
 実験机の水栓に試験管洗いを下げるステンレスの針金を取り付けた。手持ちの試験管洗いを下げていたが、古びたものなので新しいのを注文した。
スポンジ
 そのついでに、5個100円のスポンジたわしをカッターナイフで半分に切り、化繊の水糸を2本撚り合わせて通して、水栓に下げられるようにしてつけておいた。水糸の結び目をスポンジの中に押し込んでおいたので、何となくスマート。
 試験管洗いは、やはり試験管サイズなので、ビーカーを洗うには向いていない。台所用スポンジの半分のサイズがビーカー洗いには良さそうな大きさ。
 今まで、窓際の流しには、スポンジを置いていたが、直射日光の射す窓際では、スポンジの劣化が早い。ちょっと奥に入った実験机の方が劣化の進み具合は遅くなってくれるだろう。
 

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試験管の乾燥 <みんなで使う理科室>

試験管の乾燥
 酸・アルカリの実験で使った150本ほどの試験管。1クラス分は洗い直したが、残りの80本ほどが残っている。
 まず、チェック。色や汚れの残っているものを取り出して、塩酸につけておく。クレンザーをつけてブラシで手洗い。
 その後、一応合格だった試験管も台所用洗剤をつけて洗い直し。特に外側は、子どもたちの手脂などがついていて、水をはじいてしまう。洗うときは、外側をまずきれいにしないと、中の汚れが落ちたかどうかがわかりにくい。でも、子どもたちには中を主に洗わせているので当然のことだ。
 すすいで、試験管を逆さにすると、均一に水で濡れているようでなくては、洗い直しをしたことにはならない。
 さて、乾燥場所が問題。ステンレスの試験管立てに立てて水切りをしたが、細い方の15ミリ試験管なので注意しないと隙間から落っこちることがある。それに収まりきらない分は、ポリ籠に並べ、斜めに立てておく。
 先週、洗浄し直したので乾燥が終わっている標準サイズの試験管を戸棚に並べる。試験管のほぼ全部を動員したものだから、しまっておくためのプラスチック製の試験管立てが足りない。細い方が乾燥したら、ダンボール箱にもどってもらうことにしよう。

洗い物、洗い方


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流しが色づいている <みんなで使う理科室>

流しが色づいている流しが色づいている
 流しの椀トラップに残っている水が色づいている。黒い絵の具が落ちている流しもある。さては、クラブ活動だな、と思っていると、その実験クラブ担当がやってきた。「呼ぶより誹れ」って言われる通りダ。別に悪口を言うつもりはないのに登場するから驚くではないか。「スーパーボール作りをした」んだそう。理科室に来た用事は、方位磁針を取りに来ただけ。
流しが色づいている
 スライムかなと思ってたら、もうちょっと硬い方だった。トイレブラシを突っ込んでこすり、たっぷりの水で流す。こんな時に長い方のホースは便利。反対側の流しの、長ホースをこちらに引き寄せて、計3本の蛇口で水を流す。
流しが色づいている
 汚すのはいいのだが、流しにゴミを捨てるのは困る。流しはゴミ捨て場ではないのだ。誰かが捨てたゴミを拾い上げることになる。
 これは家庭で、流しにポイ、三角コーナーにポイで済んでいるせいだ。誰がその後の始末をやっているかを考えようとしていないのだ。
 こんなティッシュペーパーならいいが、何かわからぬものと、危ないもの、特にガラスが一番困る。ひとつ子どもたちに考えさせてやってもらえんもんかのぅ。

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ひと昔前の蒲団乾燥機やんか <みんなで使う理科室>

ガラス器具乾燥機
 ガラス器具を洗浄したあと、どうやって乾かすか。机に置くと、しずくがしたたり落ちるし、籠と言ってもそんなに大きなものは古い給食の食器籠しかない。
 ビーカー、フラスコ類はこの温風乾燥機が便利。パイプの先から温風が出る。1時間もすれば理科戸棚に片づけることが出来る。
 針山のようなパイプの横には、昭和っぽいふとん乾燥機がつながっている。これが温風を送り込んでくるのだ。布製の袋を布団の中に入れて、それに温風を送り込んで布団を温めたり、乾燥させるという商品。
 何しろ古いので、パイプの先のクッションの樹脂を取り換えた。うまくはまるものを探したら、ここでもガスホースだった。温風が出やすいように先は斜めに切っておいた。
 
 試験管は別に乾燥台があるし、ステンレスの試験管立てもある。窓際で日光の熱でこれもすぐに乾いてくれる。
 ちょっと実験が続くと、ガラス器具を全部洗いなおしたくなる。


 

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エクセルでタイマー

Excelタイマー
 「これ、いいわ。何分何秒で出来たか記録出来るの。」と、計算問題を打ち出したのを見て先生が言った。そういやぁ、そんな欄も作っていたのだった。
 「それなら、コレ、便利やで」と言って紹介したのが、コレ。
 「今まで、ほしい時は体育のバスケットボールのタイマーを運んで使ってたワ。」なんだそう。
 「これやったら、先生用のPCで、画面を子どもの方に向けておくと、自分で読み取れるでしょ。教室のテレビに接続すると、もっといいけど。」
 そんなことに使うタイマーです。スタート音も鳴ります。設定した時間が経つと、音が鳴ってタイマーが止まります。Escキーで中断することも出来ます。
 
 ただし、最悪のプログラムであって、これを動かしながら他の仕事をすると大変なことになります。PCがこのプログラムを動かすのに忙しくて、他のアプリケーションの動作に割く余裕がないからです。そんなことをしてしまった場合、電源の強制遮断になってしまいます。そこだけを注意すれば、キッチンタイマーの大型版として便利なものです。
 設定した時間から減算していくタイマーもあります。
Excelタイマー2 
 なぜ、Excelなのかと言うと、学校のPCは、勝手にソフトウエアをインストール出来ないことが多いからです。校長名の文書で申請して、そのソフトウエアがなぜ必要なのか、良いものなのか、費用対効果はどうなのかなどを会議を開いて検討して、その結果によって導入します、なんて、このICT時代に間に合わない、実にお役所仕事らしい仕組みに嵌ってしまうのです。
 その点、Excelで作ると、ファイルはデータファイルですから、基本的にシステムへのインストールの必要がないのです。読み込んだ時に、マクロが作動するようにするだけで動作します。
 
 右側のメニュー[powered]の中の、「Bun3’s homepage」の「便利なExcelシート」 からダウンロード出来ます。

 同じようなものですが、LAPタイムが画面上に表示されるストップウォッチもあります。これは、トラック5周のタイムを、ゴールした子が自分で読み取れたら、先生がゴールに立って時計を読み上げなくてみすむなぁ、って作ったものです。
<みんなで使う理科室>

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実験机の流しのホース <みんなで使う理科室>

実験机の流しのホース実験机の流しのホース
 実験机についている水栓は、いわゆる理科水栓。1本の管から4口に分かれている。そのせいか、普通の蛇口より口径が細い。普通のホースだと太すぎてゆるゆる。そこで、ウチで使っているのは、使用期限を過ぎたガスホース。
 ブンゼンバーナーが固いので、分解して掃除をし、グリースアップしたついでに、ガスホースを新調した。その時に出た古いホース。変なクセがついていたのを、鍋で温めて、丸棒をつっこんでまっすぐにして再利用している。そんなワケで蛇口に固定しているのもガスのクリップ。短いほうは、透明のビニールホース。こちらは回して向きを変えられるようにと止めていない。
 さて、何で長い、短いを作ったのでしょう。どこかで見た時にそうだったからというのがホントのところなのですが、後付けの理由をいろいろと。

 長いホースは、インクなどの色のついた液体を流すときに、先に水を出しておくのです。すると薄められて流れていきます。長いホースで流量を増やしておくと椀トラップが働くようになり、たまっている水もコボッと流し切ってくれます。
 そのあと、長いホースで流しの掃除がしやすいのです。水をかけるだけで済むこともあります。

 水上置換のために水槽に水を入れる時、つい水槽を流しに置いてしまいますが、机に置いたまま水を水槽に入れることができます。こうすると水をこぼすことや、水槽を破損することがなくなります。
 
 それよりも何よりも、薬品が目に入った、顔にかかったという時に、流しに顔を入れて、長いホースで目や顔に水をかけて洗い流すことが出来るのです。両手ですくって洗うよりもはるかに効率が良い。

 短いホースは、水の飛び散りを減らすためのホースです。阪神・淡路大震災で断水になったあと、復旧したあと、あちこちのトイレで水が出が悪くなったり、止まらなくなったりしました。断水したあと、日ごろ動かすことのないバルブにたまっていたゴミやサビなどが流れてきて悪さをするのです。トイレは個別に止めて、フラッシュバルブをばらして洗うとほとんどの場合直りました。
 理科室の水栓は、個別に止めるのが出来ないので、ゴミが詰まっているらしいな、と思う水栓があり、飛び散るような出方をしますが修理せずにホースで飛び散りを防いでいるのです。
 修理するなら、30年ものの水栓なので、ゴムパッキン類も全部交換したいのです。ちょっと水栓を曲げてしまうと、継ぎ目から水漏れを起こすほど硬化したパッキンのようですから。したがって、水道用プライヤーやらモンキーレンチは必需品なのです。

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雑巾を二つ折りにしたら良いんだ <みんなで使う理科室>

試験管ブラシ
 前からやろうと思って1つだけやって、他はそのままになっていた、水栓に試験管ブラシを下げるステンレス針金。
 確かめをしながら、実験をしそうな授業だったので、準備室で、針金を切って、おおまかに曲げて、授業中に取り付けた。授業中に気が散るようなことをするという点では、何ともひどい実験助手だこと。
 硬い針金は、ペンチに咥えさせて、玄能で叩いて切り口を作り、曲げて金属疲労を起こさせて切る。大まかに曲げるのは玄能のカーブに合わせて金づちで叩く。それを持って、水道用プライヤーを手に取り付けに授業中の理科室へ行く。
 塩酸などにスチールウールを入れた試験管をいずれは洗う時が来る。それまでに各机の水道に配りたいから急いだのだ。50本ほどを子どもたちが洗うとなると混雑してしまうのを少しでも緩和したいから。
 授業が終わって、取り付けた試験管ブラシが落ちやすいのを、カーブを少し修正して回る。  2〜3枚も置いている雑巾との取り合いだが、雑巾を二つ折りにすると何とかなりそう。ちょっと乾燥に時間がかかるようにはなると思うけど。

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マッチはそれだけしかない <みんなで使う理科室>

マッチ箱には
マッチ箱には、マッチをこれ位しか入れません。実験をするのにこのように3本もあれば十分です。たくさん入れておくと、良いことよりも心配なことの方が多くなります。足りなければ言ってくるといいのです。
最近は楽に火をつけられるようにと、ガスマッチ(ライター)を使うことがありますが、法改正でCRになってから引き金が重くなり決して快適ではないです。CRとはチャイルドレジスタンスで、子どもが火遊びをしないようにという「配慮」です。
家庭では、ガスはひねれば点くし、たくさんのセンサーとコンピュータで動作するようになっているのです。今やマッチをするのは理科室と、アウトドアしかなくなってしまっているのです。だからこそ、理科の時間に、マッチ棒の持ち方から指導しなくちゃならないんです。
マッチの持ち方の指導
研修会での私の提案は、マッチ棒の持ち方は一度この形を見せて、人差し指の腹で押すように持ち、擦り薬を斜めに「突っ突く」ように擦る、と説明します。
下手に教えると、絵筆がなぐり書きをするような大きな動きになってしまって、マッチ棒を折ってしまいます。折れたマッチ棒に火が点いていれば最悪、折れたマッチ棒で火をつけようとするともっと怖いです。こするのではなく、つっつくという表現が私は気に入っているんですけどね、どうですか?。

 このように指導すると、少なくとも水平にマッチを振り回すハズがない。多くの子がマッチ棒をダウンスイングするはず。

 

マッチ すりかた

<初めてのマッチ>


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虫メガネのレンズの固定 <みんなで使う理科室>

虫めがね
 あちこちから虫眼鏡が出現することがある。見つけると、レンズが落下するのを防止する処理をしている。
 今回はビニールテープを使ってみた。リングを締め上げると、ビニールテープが捲れ上がるところがある。やはり、布テープの方が糊がしっかりしているみたいだ。
 

 


<たねをまこう>

<1年生>

<2年生>


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顕微鏡の季節が終わって <みんなで使う理科室>

スライドガラス収納スライドガラス収納
 検鏡セットがそろそろ片付けの時期。スライドガラスを収納する。ステンレスのこの乾燥台が便利。洗って乾燥させるのはもちろん、そのままレターケースの引き出しに収納している。
 スライドガラスには、穴付きのホールスライドガラスがあって、引き出しで分けている。乾燥台が不足するので、木製のを自作した。丸鋸でつけた溝にスライドガラスがぴったりとハマる。

 

 

<植物のつくりとはたらき>
<花から実へ>

 


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スポイトの修理 <みんなで使う理科室>

スポイト修理スポイト修理スポイト修理
 検鏡セットの片付けをしていると、スポイトの先が欠けている。
 仕方がない、砥石でかけた部分を平らになるように削る。量が多ければ、電動ドリルで慎重にけずる所だが、1本なので、手作業で削る。
 ガスバーナーを灯して、内炎のすぐ外側の温度の高い狭い範囲を狙って、スポイトの先の部分だけを加熱して、少し色が赤くなってきたかな、という所で取り出す。
 修理ばかりしているので、スポイトや駒込ピペットがだんだんと短くなり、穴が大きくなっていっている。
 


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牛乳かごが便利 <みんなで使う理科室>

 牛乳瓶時代に給食で使っていた牛乳籠です。丈夫に作ってあって、ステンレスの針金は硬く、細工するのに苦労します。
 同じようなものが中古の業務用店舗用品に店で売られているのを見ました。コレで800円。食器かごの方は2000円でした。中古ながら結構な値段で、捨てるのはもったいない。
耐熱金網三脚スタンド類
 牛乳瓶に為のタテヨコの仕切りを一旦ばらして、横だけの仕切りに変更して、耐熱金網の収納にしました。少々熱を持ったままでも収納できます。横の仕切りだけでは、金網がその下をくぐってしまうので、垂直方向の仕切りを新たに加えて使っています。
 ガスバーナー、三脚、鉄製スタンドと金網が一ヶ所にまとめました。
 


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レンズが落っこちた <みんなで使う理科室>

むしめがねむしめがねむしめがね
 職員室の机上に虫メガネの箱があった。見ると、レンズ外れが半分ほど。さては、よく落っことしたな。金枠が凹んでいるのが多数ある。
 準備室へ持ち込んで、修理。金枠に浅く溝が切ってあり、そこにレンズがはまる構造。それでは衝撃を受けると外れてしまう。そこで、布テープを細く切って、金枠の内側に貼り付ける。レンズの縁が欠けてしまったのがあるので、グルーで充填して枠に止める。
 まだレンズが外れなかったのも、予防策として、金枠に布テープを貼り付け、よりきつく締め付けるとともに、布テープでずれることを防止した。金枠全面に貼り付けると持ち手の軸がねじ込めないので、2箇所だけにした。
 これ位のもの安全だろう、と思ったら落とし穴があるんですねぇ。首から下げる紐をつけりゃ良いんだけど、片付けるときにごちゃごちゃになってしまうし、何か良い方法はないもんかねぇ。
 もっとも、100均の天眼鏡が公費で買えるのだったら、こんな修理をしなくても済むのに。小学校中学年なら、あのガラス製の虫メガネで十分なのに。

<たねをまこう>

<1年生>

<2年生>


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理科室の椅子は、なぜ背もたれがないか? <みんなで使う理科室>

理科室の椅子
 理科室の椅子は、図工室用の椅子を使っています。丸椅子でもいいのですが、コチラの方が丈夫で修理がしやすい。
 なぜ、教室のような背もたれのある椅子を使わないのでしょうか。

 理科室は、実験をすることが多い部屋です。火や液体を使い、時には爆発や、こぼれる、飛び散ることがあります。その時にすぐに行動出来るように背もたれがないのです。

 

 それに、背もたれが無いので、実験をする時に机の下の奥の方に押し込むことができます。

 その上に、実験するときは、机の上を整理し、椅子を片付けて、立ってするのが安全です。飛び散るおそれがある実験の時は、さらに安全メガネをします。この写真は、水を冷却していく過程を観察するので、記録係のノート筆記用具等しか置いていません。
理科室の椅子
 危険なこともあるのだ、という心構えを持って実験に臨むためにも、机の上の整理は欠かせません。


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上皿天秤の支点 <みんなで使う理科室>

ナイフエッジナイフエッジ
 30年超の古い上皿てんびんを廃棄しました。そこそこばらして、かさを小さくしてと考え、ばらしながら滅多と見られない部分を撮りましたので紹介します。
 左は、中央の支点部分です。支えている台の穴は、ホームベース型になっています。そこへ、涙型になった天秤の軸の支点が乗ります。外れないように軸を押さえる金具が、今は下を向いています。食塩か何かが入ったのか、ひどく錆びてしまっています。
 涙型ですから、床屋さんのカミソリの形に似て先は鋭く尖っています。この部分をナイフエッジと言います。ここがてんびんの命の部分です。錆びてしまっては、動きが悪くなります。
 もう一つ、ナイフエッジは、天秤の皿の下にもあります、左右で2つ、合計三つになります。右の写真はそのナイフエッジが欠けているのが分かります。

 微妙な測定器ですから、ドスンと分銅を乗せたり、いたずらにガチャガチャさせない取り扱いが望まれるのです。
 分銅とセットで戸棚に収納しています。


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木製の試験管立て <みんなで使う理科室>

 木製の試験管立てがたくさんあります。使いやすい大きさなので便利です。
 最初に理科室に来た時に、目に付いたのはコレです。乾燥用の棒が、木が痩せたせいで外れて転がっているし、割れが出ているものもあるし、しかし捨てるにはもったいないし…。
試験管立て試験管立て
 この木の棒と同じ太さの木の丸棒がたくさんあるのを見つけました。手作りの天秤を作った名残りです。それを同じ長さに刻んで修理を始めました。
 汚れている台の部分は洗浄し、塩素で漂白し、乾いたらワックスを塗りました。
 よく外れる棒は、裏から穴をあけ、割り箸を叩き込んで太らせて外れないようにしました。割れが入っている台は、隠し釘を打って棒が抜けないように固定しました。
 20台揃っていると便利なものです。よく陽のあたる窓際でいつも乾燥した状態でスタンバイしています。
 


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器具棚のリサイクル <みんなで使う理科室>

理科室の後ろに器具棚が置いてありました。棚板が少なくなっていて、網の棚は、塗装がハゲて剥離が始まっていました。まるでホコリを集めるような存在でした。
顕微鏡収納庫が新しく入ったので、器具棚を壁から取り外して、理科戸棚の並びに設置して、生物顕微鏡をそこに収納することにしました。
不要になった器具棚ですが、廃棄のためにバラすと相当のゴミになりそうです。塗装のハゲた網棚は見限るとして、箱棚は使えそうなので躊躇していました。アクリルの引き出しは古いシールを剥がして洗うと使えそうです。目配りがしやすいように理科室の前方に移動させました。
たくさん貼ってある茶色くなったシールに、シール剥がしをかけると、アクリルを傷つけることなくはがすことが出来ました。四塩化炭素の臭いがしますが、剥がして洗ってみると、この引き出しはまだまだ使えそうな気がしました。
器具棚ラベルはがし器具棚1器具棚2 
器具棚4器具棚3器具棚5 
床のホコリが見えて汚かった底板をまず製作しました。上にも準備中の実験用具が置けるように、天板を作りました。
アクリルの引き出しには、ガラス棒やピペットが転がらないように溝付きの台を製作しました。きれいに並ぶようになると、ヤル気が出てきて、箱棚も仕切りを入れて、安全メガネ、燃え殻入れ、ロウソク立てなどが並ぶようにしました。
余っている引き出しのレールには、棚板を制作して取り付けました。
器具棚8器具棚5器具棚1
器具棚3器具棚6器具棚7  
地震対策の転倒防止金具を壁に取り付け、表示を貼り付けると便利な棚として使えるようになりました。
おかげで、薬さじ、ピンセット、ガラス棒、るつぼ挟みなどは、あらかじめ準備をしておかなくても児童が自分で取りに行けるようになりました。

また、 実験をする学年が混み合う時期には、準備した用具・器具をとりあえず収納しておくことも出来ます。
器具棚8器具棚4

 


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棒温度計にも箱と紐

 棒温度計が、引き出しに収納されています。使えるのや、あやしいのや、混合で。
 教室に持っていくこともあるので、箱を作ることにしました。箱の外には液切れなどトラブルのある温度計を入れておくことが出来るでしょう。
 新しい温度計が入ってきたので、実験時に鉄製スタンドから吊り下げられるように紐をつけました。移動用に、箱には紐をつけ、内部にはクッションとして発泡スチロールを貼りました。
棒温度計ひも 棒温度計箱 棒温度計UP
 ついでに、全数チェックをして、液切れを起こしている温度計は修理をしておきました。
液切れ
 割れた棒温度計を切ったその断面です。4分の1周ほどの白い部分は、目盛を読みやすくしている背景の白です。中央にポツと空いているのが赤い石油液が上がってくる穴です。髪の毛よりも細い穴という表現がぴったりです。
棒温度計の断面
 目盛りの部分は丈夫なんです。このガラスを炙って、細い穴から空気を送り込んでふくらませたのが先の液溜まりです。どこが弱いかはすぐにわかると思います。
 しかし、地中の温度を調べようなんて時や、水を凍らせた時など、温度計をつい「棒」だと思って動かしてしまうのです。棒温度計と言えども「測定器」ですから大切な取り扱いが必要です。
 地中の温度を計るのなら、「非接触型デジタル温度計」とハンドショベルがおすすめです。一人一つ位あります。

 

<かげのでき方と太陽の光>

<みんなで使う理科室>


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ロウソク立てを新調しました <みんなで使う理科室>

ろうそく立て古
ろうそく立て8 ろうそく立て7 ろうそく立て新
 ロウソク立てを入れている引き出しが、何かゴミのようで出してみました。要するに、かまぼこ板やベニヤ板に釘を打っただけのもので、蝋がたれていたり、焦げていたりと汚いので全部捨てました。
 で、フラスコ立てを作った端材で新しく作りました。ササクレが刺さらぬように角を丸め、塗装したら良すぎるものになりました。写真の上方のは溝付きのロウソク立てです。
 


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収納器具の製作 <みんなで使う理科室>

フラスコ立て1フラスコ立て2フラスコ立て3
フラスコ立て4フラスコ立て5フラスコ立て6
ガラス器具は割れやすいものです。それだけに、理科の素養として割らないような取り扱いをさせることが大事です。体育だって「安全」ってのが評価項目にあるでしょ。理科でもおんなじ。
フラスコの収納で、古い牛乳籠に入れていましたが、倒れたり、ぶつかったりとあまり快適ではないので、フラスコを収納しやすい器具を木で新たに作ることにしました。。
穴あきの下駄のようなものを昔の牛乳カゴに取り付けるんです。そして、この穴に下向きにフラスコを立てるんです。そうすると、乾燥と収納を兼ねた道具になります。
とりあえず、丸底フラスコ用を4台作りました。こんな器具が出来ると、フラスコの汚れが気になって洗浄してると、時間がいくらでもかかること。
次は、穴をちょっと大きくして、三角フラスコ用のを作る予定。容量と形状によって少しずつサイズが違うのがややこしい所。
フラスコ2フラスコ3
年数を経たベニヤ板を使ったので、丸穴のふちも丸めておきました。三種の300mLのフラスコばかりにして、それぞれの収納籠にラベルを貼って理科戸棚に収納するときれい。端数やサイズ違いのフラスコは準備室にしまうことにしました。

 

丸底フラスコ 片付け


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電子てんびんは 化学てんびん並に <みんなで使う理科室>

電子天秤 小学生でこんなの使うか?って器具のひとつに、「電子てんびん」があります。

 似たようなのは、我が家にもあります。キッチンスケールなんて名前のデジタルの秤です。ソレは、感量が1g、つまり1g以下は表示してくれないんです。イーストを4g計るのなら、「4」と表示されたらいいんですが、その「4」ってのは、丁度なのか、5gに近いのかがわからないのです。
そこで、感量が0.1gのこの秤の登場なのです。
 その我が家のは、コーナンなんぞで780円程度で買えます。しかし、この電子天秤、お値段は一桁上、5倍ほどのカタログ価格です。

 なぜ高いか、というと、機構が繊細で、センサー部分が高いんでしょう。で、保護するために、皿の部分にカバーがかかり、蓋がついているのです。
 子どもたちは、こんな秤を目の前にすると、皿の上に手を乗せて「なんぼまで回るやろ」って押してみたり、筆箱などの重さを計ったりしたくなるのです。
 しかし、電子天秤。息を吐くと数字が動くのです。それくらい敏感なので、手を乗せる、秤量以上のものを計るのは絶対禁止です。

 アナログのオモリを乗せる化学てんびんってのがあって、何と、風を防ぎ、息で揺れないようにガラスケースの中で操作していたんです。
 古い電子てんびんで動作しなくなっているのは、コレが原因なのでしょう。せめて、新しい電子てんびん(電源アダプターとセットにするため、重ねて収納しないために、ダンボール箱のままにしてます)は、化学てんびんのようなものだと心して使ってもらいたいモノです。

「ココの子は実験の基礎的な部分がよく育っている」なんて言われたいものですね。
そのためには、顕微鏡の運び方、片付け方、基本的な操作、観察環境の整理、安全への配慮、整理された記録などの指導に力を入れたいものです。理科離れと言われない指導って、こんなトコなのかも知れません。

 


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これは怖いッ!

カバーガラス 顕微鏡の季節が来て、スライドガラスやカバーガラスを配ることが多くなっています。で、床を見ながら歩いていると、光るものがあるじゃないですか。めちゃ薄いカバーガラスの破片です。セロハンテープを手に取ってまわりましたが、光の具合で見つけるものだから、取り切れたかどうかあやしいものです。
 そもそも、床に落ちるというのが、オカシイ。床ではなく、机の上や、流しに落ちたとしたらもっと怖い。

 カバーガラスは配布するときに、時計皿を使うといいのです。曲面の時計皿なら、不安定ですが薄いあのガラスが手に取りやすいのです。何処かへ行ったり、割れたりしないように洗わずに、すぐに時計皿に戻すとこんなことにはならない筈です。

 また、スライドガラスや、ピペット、カバーガラスをトレイに入れて配布するのです。このトレイを顕微鏡光源装置の上に置くと、手の届く範囲ですから、変なところに一時置くこともなく、机上の整理が出来るものです。

 そして、返却・回収時に配布した数が揃っているか確認させると、床や机に落ちているということは無くなるはずです。
 実験や観察の準備は、こんな所まで考えてますから、それを汲んで観察してもらいたいものです。

 

 

<植物のつくりとはたらき>
<花から実へ>

<みんなで使う理科室>


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上皿天秤の整理 

分銅1 分銅2 分銅3
 上皿天秤がたくさんあります。古いのは支点のナイフエッジが欠けているので廃棄することにしました。
 分銅は、と調べてみると、1gと0.1gが無いものが多いのです。買い足そうかとカタログを見ましたが、なぜかそれだけは、異様に高い値段がついています。諦めました。
 廃棄した天秤の分銅も集めて、揃えていくと何とか20台ほどの上皿天秤が使えそうです。保管庫に天秤と分銅が対になるように置きました。秤量の違う天秤が混じっていてちょっとややこしいけど。
 やっちゃいけないと思いながら、分銅に噴いている白い粉を洗浄して乾燥させました。いいでしょう、100分の1gぐらいの誤差が出ても。


<みんなで使う理科室>


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ガスバーナー手入れとの操作 <みんなで使う理科室>

ガスバーナーの操作
ガスバーナーですが、元栓を開き、リングを回してガスを出して「ガスマッチを早く擂ってよ」なんて言ってる。コレはコワイ。
という訳で、事前の指導が大切。これぞ実験のスキル、扱い方のイロハ。
写真のように、バーナーのリングは利き手ではない方の片手で回すこと。利き手の方は、ガスマッチを操作するために開けておく。燐寸を擂るのなら、マッチに火がついてから、片手でガスリングを回すことになる。
コレが出来るように、ガスバーナーはオーバーホールしておきました。安全のためには日ごろの手入れが必要。
ガスバーナーの収納

 古くて変な巻きグセがついてしまっているガスホースを捨て、新品のホースを、ガスコックから机のちょうど中央に来る長さにして取り付けた。だから、変なクセがつかないように、ホースは真っ直ぐにして収納すること。
バーナー本体は、分解して、固くなっているグリースを柔らかくするために、鍋で煮て、黒くなっているグリースを拭き取り、新しいグリースを付けて、組み立てました。それでも、前に使った人が固く締めていることがあるので、ホースを接続し、元栓を開ける前に、片手で開け閉めが出来ることを確かめ、ゆるく締めておきます。
一人で、片手で、点火・消火が出来るようになること。これがバーナーを使う実験のイロハです。
 

<初めてのマッチ>


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フラスコの整理かご

フラスコ整理かご
理科戸棚の中でごろごろしているフラスコ。紙パックになったので不要になった給食の牛乳籠を細工して、フラスコの乾燥と収納籠にしました。
重いものを運ぶためか、丈夫に作られているので、ちょっと締める、緩めるのも一苦労。表示をするためのプレートは、熱伝導の実験で使い終わったパラフィンだらけの銅板。焼いて蝋を落として、磨いて、望みの大きさに切り、柔らかくなってしまったのを叩いて固くして、籠に取り付け。テープライターで表示。
300mLのフラスコなら何とか7本収納出来ている。500mLなら6本が都合がいい。
これで、ごろごろして始末の悪い、丸底フラスコ、平底フラスコがきれいに片付く。

ついでに、倒れやすくて困るメスシリンダーもコレに収納した。但し、伏せてしまえず、上向きで。木製で作る方が望みの物が出来るかも。

<みんなで使う理科室>

実験の片付け方,あと片付け,


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累計記事数: 1895
最終更新日: 2020/10/20

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